10.02
レディノックス間欠泉 (ニュージーランド)
Kitagawa@New Zealandです。
地熱地帯のロトルア郊外にて Lady Knox Geyser レディ・ノックス間欠泉 の噴出を見学。実はここの存在をまったく知らずに来たのですが、1日に1回だけの公開らしく早起きしてラッキーでした。
お天気の優れない日が続いていましたが、久しぶりにカラッと晴れたので Wai-O-Tapu Thermal Wonderland ワイオタプ・サーマル・ワンダーランド にやって来ました。一帯は活発な地熱活動によって熱水が噴出しており、色とりどりの熱泉が形成されています。写真で見ても不思議な光景なので、ニュージーランド北島を訪れたら自分の目でその色を確かめてみたいと思っていたのです。
朝、エントランスで入場料を払ってチケットを貰ったら…なんとサーマルワンダーランドには入れてもらえず、車で今来た道を戻ってどこやらへ急げと言われてしまい。そうしてやって来たのがここ、レディノックス間欠泉です。スタンドには既に大勢の観光客が集まっており、ちょうどスタッフが出てきて解説を始めました。それによると20世紀初頭に先住民マオリによってこの泉が発見されたそうで、界面活性剤によって噴出が誘発されるのだとか。説明が終わって界面活性剤、もとい石鹸を投入すると、程なく水しぶきが上がる様子を見られました。
活動は1時間ほど続くそうですが、水柱が立つのは1分弱といったところ。高さは最大で20mほどです。
クライマックスの写真も撮れたので合わせて掲載します。
間欠泉というとアイスランドのストロックル間欠泉やチリのタティオ間欠泉など、ドッカーンと水しぶきが上がる本物をいくつも見て来ました。それに比べてアクションがあまりに緩慢で、何とも言えない違和感が。と言うか、地質学的にこれを間欠泉と呼ぶことに抵抗を感じてしまいました。
ニュージーランドで間欠泉と言えば、やっぱりポフツ間欠泉をおいて他にないでしょう。
とは言え、タイミング良くユニークな現象を見られてラッキーでした。
後から知ったのですが、この石鹸投入によるレディノックス間欠泉の噴出は1日1回のみ、朝10時15分だけ見せてもらえるそうです。タイミングが合えば、ワイオタプサーマルワンダーランドを見学する前に覗いてみてはいかがでしょう?
Lady Knox Geyser
ニュージーランド北島 ロトルア郊外 ワイオタプ
ワイオタプ・サーマル・ワンダーランド の駐車場から車で Wai-O-Tapu Roop Road を北上し、1つ目の路地 The Avenue を右折して突当りへ(1.5km、車で約5分)朝は案内の係が居るので誘導に従えばOKです。
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