09.03
国立音楽大学
日本の私立三大音楽大学の一つ、国立音楽大学に通って授業を受けています!とにかく本人の実力がものをいう厳しい世界、そんな音大生たちのたゆまぬ努力と能力の高さに触れることができました。
行き方
とりあえず通学しないといけないので、JR立川駅で乗り換えて多摩都市モノレールで玉川上水駅へ。立川は再開発されてめっちゃ街並みが綺麗になり、グリーンスプリングスなんてロサンゼルスを思い出させるくらいお洒落!週末のデートも普通に立川待ち合わせとかしますからね~笑
国立音楽大学
Kunitachi College of Music
桐朋学園大学や武蔵野音楽大学と並んで日本の私立三大音楽大学の一つとされる国立音楽大学。特に声楽で評価の高い名門校ですね。1926年創立の東京高等音楽学院を前身としており、1978年から現在の立川にキャンパスを構えています。Kitagawaも小学生の頃にピアノを習ったり高校では公立校のくせに授業でバイオリンをやらされましたが…とても人前で演奏できるレベルではなく、受験しても音大に受かることは万に一つもないでしょう。そんな訳で、女子大、美大と続けてきた まともに受験したら絶対に合格できない大学に通ってみるシリーズ の締めとして音楽大学にやってまいりました。
正門
門にいる警備員さんはいつもみんなに挨拶してくれます!
キャンパスマップ
講堂
新1号館
2011年に完成した新1号館がキャンパスの中心で、大階段が目を惹きます。
うちの大学は夏でもみんな芝生に寝転がって遊んでいたりしますが、日傘をさしている人が多い音大生の姿を炎天下の大階段で見ることは一度もありませんでした。
館内には100を超えるレッスン室のほかオーケストラが演奏できるような大きなホールもあって、さすが音大と思わせる環境が整っています。ちなみに授業料は高額で、コンクールへの参加費などを入れると4年で1000万円くらいかかるのだとか。
キャンパスライフ
学部の学生数は一学年当たり340名。
みんな演奏の技術を磨きに来ているだけあって、小規模な大学の割にあまり群れていない印象を受けました。女子大生ってパンツが多いんですが、音大生はスカート率高め、そしてロングスカートが多く足を出している子は皆無です。レッスンもありますからね、落ち着いた服装の学生が多いように感じました。少ないけど男子もいて、僕の取っているクラスでも男子が2人だけ履修しています。
授業
一緒に授業を受けてみようって自分の大学のクラスメイトを何人も誘ったのですが、音大はムリとみんなに断られて一人で突撃することになってしまいました。まぁでも僕は 通年で女子大に在籍している くらい 頭おかしい 向学心に溢れ順応力も高い ので音大も恐れるに足らず…と思って来たのですが、初日から意味不明な単語がバンバン出てきて参りました。音大って受験の際の偏差値だけをみるとそれほど高くないのですが、少なくとも楽典とソルフェを身に着けたうえで受験しており副科ピアノもこなせるわけで、やっぱ音楽的なセンスと能力が抜群です。もちろん他大学の学生を受け入れている授業を履修しているのですが、予想の2割増しどころか2倍くらい難しい。ある程度クラシックを聴いたりピアノを習っていなければ破滅していたかもしれません。
印象に残っているのが楽曲分析のグループワーク。
音大生って一度聞いただけで曲を覚えて口ずさめちゃうんですよ!僕も頑張って古典派との違いについて発言してみたところ、彼女たちからしたらしょーもない素人の意見だったと思うんだけど、みんな本当に優しくって先生や国音生が上手く話をまとめてくれました。
実際の曲はこちら、第一楽章だけなので最初の7分40秒。
皆さんは一度聞いただけで、ソナタ形式を前提にロマン派の特徴を見出して説明することができるでしょうか?
学食
7号館が学食で、早いし安いし、綺麗で大好き。
定食は480円!でも遅れて来ると結構売り切れていて、そんなときは代わりにカレーライスなどいかにも大学生っぽいお昼ご飯になることも。
図書館
さすがに音楽大学の図書館らしく、14万冊の楽譜と、AV資料も8万点を収蔵しているそうです。図書館は閉架式で、ほとんどの蔵書はOPACを通して出庫指示を出さなければなりません。一般利用は受付けておらず、提携のある大学以外の学生・研究者は紹介状と事前の予約が必要です。結構面倒くさい図書館ですが、今回は国立音大の学部学生と同じ扱いで在籍させてもらっているので自由に入館・貸出をすることができて重宝しています。
楽譜って絶版だったり買えても高かったり、苦労して入手したら演奏できない難易度だったりして、手に入れるの結構大変なんですよね。僕が国音生に追いつけることは一生なさそうだけど、少し落ち着いたらまたピアノを習って楽典やソルフェもちゃんとやろうと心に決めました。
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