2024
09.30
台湾鉄道 自強号

台湾鉄道の新型車両EMU3000に乗車(自強号:台北→宜蘭)

台北(タイペイ)から宜蘭(イーラン)まで、台湾の特急列車である自強号に乗りました。車両は新型のEMU3000、日本製です!台北駅での切符の買い方や電車の乗り方、車窓から楽しめる景色をまとめました。

宜蘭は台北の南東、蘭陽平原の中央に位置し、太平洋に面して三方が山に囲まれたのどかな自然が魅力です。台北から日帰りでもアクセスできますが、今回は温泉を目的に泊りがけで出かけました。

宜蘭県の観光名所は交通部観光署が運営する「台湾観光情報サイト」をご参考に。
jp.taiwan.net.tw

台北駅
台北車站

Kitagawaが初めて個人旅行で訪れたのがここ台湾ですが…かつてどんな様子だったのか、今ではほとんど覚えていません。
台湾の首都、台北(タイペイ)の中央駅である台北車站にやってきました。実に四半世紀ぶりです(笑

台北駅 Taipei Station

台北車站

巨大な建物の中は清潔感があって、若者のグループが床のあちこちに直に座って過ごしていました。台湾の夏は日本と変わらず蒸し暑いのですが、構内は空調が効いていて快適です。

台北駅 Taipei Station

鉄道の切符が買える有人の窓口はこちら。

台鉄の切符売り場

もちろん自動券売機もあって、こっちのほうが早くて簡単そうなので券売機で買うことにしました。

台鉄の券売機

自強号の切符の買い方

言語は日本語を含め各国語に対応しています。
当日にその駅から乗る場合は「当日券クイック購入」を押すと面倒な入力を省略できてスムーズです。ほかの日や別の駅からの切符を予約したければ「チケット購入」を押せばOKです。

自強号 切符 買い方

目的地を入力したら切符の候補が出てきます。
列車種別、所要時間、運賃、混み具合が一覧で表示されていてわかりやすいですね!新型車両のEMU3000に乗りたいので自強号から選びますが、お昼過ぎは午後2時まで無いっぽいので30分後に出る自強224号を選択。

自強号 切符 予約

運賃はNT$ 218(990円)で、クレジットカードで決済しました。
切符はこんな感じ。日本とは漢字の使い方が違っても、何となく意味がわかっちゃいます(笑

自強号 切符

乗車するまでの30分で急いで携帯のSIMカードを買ってきました。最寄りのお店が駅から少し離れているので時間的にはぎりぎりですが、無事SIMカードを入手。
プラットホームは地下にあるので、駅に戻ってきたら階段で下のフロアへ。

改札口

台北駅には複数の鉄道が乗り入れていて、MRTの「台北捷運」や「桃園捷運」、高雄へ向かう新幹線の「台湾高速鉄道(台灣高鐵)」の改札もあって紛らわしい。
宜蘭に行くのは「台湾鉄道(台灣鐵路)」ですが…よくわかんないし急いでいるので駅員さんに訊いたらすぐに場所を教えてもらえました。

台鉄の改札口

改札がめっちゃ日本っぽい。
目の前にファミマがあったので車内で食べる軽食を買いました。

ホーム

当駅発ですが、電車は割と直前に入線してくるようです。
九份へ行く観光客が多く外国人の姿も目立ちますが、ほとんどは途中の瑞芳駅で下車していきました。

台鉄のホーム

車内の様子

台鉄は狭軌なので幅は日本の新幹線より狭く、座席は2+2の配置。
それでも車内やシートの感じが日本の新幹線に似ていると感じませんか?実はこのEMU3000は日本の日立製作所が製造しているんです。

自強号 車内

自強号 シート

ファミマで買ったおにぎりとお茶。
時間が無くてお弁当を探している余裕がありませんでした…お茶に大きな葉っぱが入っているのが贅沢です。

ファミマ

車窓からの風景

前半は山間部の川沿いを縫うように走り、後半は左手に海を見ながら南下します。
この区間はバスのほうが安くて早いものの、乗り比べてみたところ電車のほうがゆっくり景色を楽しめるのでおすすめです。

台湾 鉄道の旅

台湾鉄道

台湾 鉄道の旅

台湾旅行記

ときどき電光掲示板に速度が表示されていましたが、速いところで100 km/hを少し超えるくらいのようです。動画も撮ってみたのでYouTubeにアップしたものを掲載します。

台北から1時間半の鉄道の旅。
降車するのが終点ではないので少し早めに荷物をまとめて、定刻に宜蘭に到着しました。

宜蘭駅
宜蘭車站

宜蘭の駅はめっちゃ田舎っぽい感じで、温泉旅行に来た気分が高まります。
駅舎には台湾の在住者さんのブログでみたキリンさんが本当にいて嬉しくなっちゃいました!

宜蘭駅 Yilan Station

台湾鉄道 自強号

宜蘭駅 Yilan Station

目当ての温泉というか泊まるホテルは ウェスティン・イーラン・リゾート The Westin Yilan Resort です。
でも、どうせ荷物はリュック一つですし、ホテルにはいつでもタクシーで行けるので、まずは少し宜蘭の町を観光してみることにしました。それにしても暑い…とにかく暑い。これは温泉に浸かるより海で泳いだ方が良いかもしれません。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17405枚と心に残った体験を1109件公開しています。(2024.10.06)

2024年, '24 台湾

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