2017
12.23

JAL SKY SUITE 787 ビジネスクラス搭乗記 (デリー→成田)

JAL SKY SUITE 787 ビジネスクラス搭乗記

インドのデリーから成田空港までの日本航空ビジネスクラス搭乗記。
ボーイング787は全席通路アクセスの JAL SKY SUITE でした!シートがフルフラットになることはもちろん、足元まで広くて窓側はプライベート感も抜群。機内食も夜朝2回出てしっかり空の旅を楽しめるフライトとなりました。

午後8時20分デリー発、翌日 午前7時20分成田着のJL740便。フライト時間が7時間30分の夜行便です。
デリーのインディラガンジー国際空港ではスムーズに出国でき、出発まで デリー空港ラウンジ ITC Hotels Green Lounge にてインド産ワインを楽しみました。

日本航空ビジネスクラス
 JAL SKY SUITE 787

今回はお隣のいない窓側をリクエストしたところ一番後ろの9Kをアサインしていただきました。B787-8(788)のビジネスクラスは38席、B787-9(789)のビジネスクラスは44席で、レイアウトに大差ありません。全席通路アクセスのため窓側のシートが前方にオフセットしているのが特徴です。

JAL SKY SUITE 787 ビジネスクラス搭乗記

搭乗するなら窓側のシートが断然オススメ、AまたはKですね。
窓が3個もありますし、パーティションが高いので座っていると周辺が気にならず、まるで個室のようなプライベート空間。窓の大きさもボーイング787ならではです。

JALスカイスイート787

シートの幅は65cm(アームレスト間52cm)、フルフラットにした時のベッド長188cm。
現在のところJALのビジネスクラスとしてはもっとも快適なシートだと思います。足元まで広く、フラットにした時にベッドのように長方形なのも嬉しい。就寝時は「エアウィーヴ」のマットレスと枕が用意され、ぐっすり眠ることができました!

JAL SKY SUITE 787

通路側は開口部が広く、その分プライベート感は下がります。
一方、真ん中のD・Gはシートに前後のズレが無いので二人で並んで搭乗するなら中央を指定すると会話しやすいかもしれません。

JALスカイスイート787

機内エンターテインメント

まず目を惹くのは大きな個人用画面。
サイズは23インチあり、輝度が高くて陽が差し込んでも見やすい。

インド ビジネスクラス デリー

モニターだけでなく手元のコントローラーもタッチパネル式で使いやすいものでした。

機内エンターテインメントシステム“MAGIC”

シートコントローラー

シートコントローラー

ヘッドホン

SONY製のノイズキャンセリングヘッドホン。
僕はスカイラックスやシェルフラットの時代から使わない時のヘッドホンを読書灯に引っかけているのですが、なんと読書灯が予めヘッドホン掛けの形状になっていました。

ヘッドホン

プライバシーパーティション

シート間には電動で昇降できるパーティションが設けられています。

プライバシーパーティション

機内食

ひとりで飛行機に乗るのは久しぶり。
JALのビジネスクラスでは読売新聞に目を通してからFIGAROあたりをパラパラと眺めていることが多く、ウェルカムドリンクには梅酒をいただいてみました。

ウェルカムドリンク

離陸後お休み前に夕食のサービス。
洋食は「牛フィレ肉のグリル」または「ラムのステーキ」でしたが…ここで和食を選んでしまうのはやっぱり日本人ですね(笑

和食

前菜は、豚バラとナスの有馬煮、ごぼうキンピラ・サンマ塩焼き、ほうれんそうと油揚げのお浸し、茶碗蒸しウニ添え、鶏唐揚げ・焼きホタテ・むかご真丈・さつまいもレモン煮・銀杏松葉。品数が多く秋らしさを感じました。

日本航空ビジネスクラス機内食

台の物(メイン)は鮭の銀餡かけ、野菜添え。とても美味しいお魚でボリュームもちょうど良い。
ライスは機内で炊いた新潟県産コシヒカリで、久しぶりにもっちりとした日本のご飯を味わいました。

JAL ビジネスクラス 和食

デザートはエスプレッソコーヒーチーズケーキ。
コーヒーを合わせましたが、寝る前なのでデカフェでお願いしました。

JAL ビジネスクラス 機内食

朝食

日本到着前にお弁当が朝食として出ます。
おにぎりが二つ、ネギ味噌とおかか。小箱にはサンマの酒盗焼き・昆布煮・茹でいんげん・玉子焼き・さといも煮・にんじん煮・しば漬けがぎっしり。お味噌汁とフルーツも付いていました。

JAL ビジネスクラス 朝食

機内から日の出を見られましたよ!
今回は初めてのインド旅行ながら、現地でもとても快適に移動や観光をすることができて大満足。ぜひ次回もJALの翼でデリーに飛びたいところです。

日本航空ビジネスクラス搭乗記

JAL SKY SUITE 787、今までにない良く出来たシートだと思います。今年は JAL SKY SUITE 777 ファーストクラス にも搭乗しましたが、サービスを考慮しなければ「プライバシー性の高さ」や「フルフラットの状態にしたときのベッドの広さ」はファーストクラスに迫るほど。この2点が高く評価されて、SKYTRAXの「ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート」賞を受賞しているのも納得です。

JAL SKY SUITE 787 ビジネスクラス搭乗記

一方で、数字上のシートサイズが近いにも関わらず(そしてSKY SUITE Ⅱと名乗っているのに)まるで棺桶のように狭く感じる JAL SKY SUITE 767 の駄作っぷりが際立ちますね。スカイスイートの導入路線は頻繁に変わるのでご予約の際はJALのサイトでご確認を。目的地の成田にはピッタリ定刻に到着しました。

日本航空ビジネスクラス搭乗記

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.03.19)

2017年, '17 インド, '17 日本

コメント

    • SMR
    • 2018年 3月 29日

    エアウィーヴはデリー線を含むアジア路線には提供されないと理解していました。もし提供されていたらさぞ快適でしょうね!

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