ハネムーンプールヴィラ＠エラコールアイランドリゾート＆スパ（バヌアツ）

プライベートプールや屋外ジャクージを備えた戸建てヴィラで、南太平洋の穏やかな時間に身をゆだねる――バヌアツ共和国ポートヴィラ近郊の エラコール アイランド リゾート＆スパ Erakor Island Resort & Spa で過ごしたハネムーンプールヴィラをご紹介します。

イギリスとフランスの二国の植民地時代を経て独立したバヌアツは、今も首長による統治が根付き、伝統的な文化と素朴な魅力を保った島国。日本ではあまり知られていないかも知れませんが、オーストラリアやニュージーランドでは“知る人ぞ知る”穴場のデスティネーションとして人気が高まっています。

せっかくのバヌアツ旅行。最後はゆっくりとビーチで過ごそうと、評価の高いこのリゾートを選びました。目の前のラグーンには熱帯魚がきらめきシュノーケリングを満喫。夜にはお目当ての メラネシアの民族音楽とファイヤーショー を観覧。ニューカレドニアやフィジーのように洗練されてはいませんが、豪華さよりも温もりを感じる手作り感あふれる空間と演出に、心から癒されました。

ハネムーンプールヴィラ
Honeymoon Pool Villa

多彩なルームタイプを提供するエラコールアイランドリゾートですが、大家族向けのビーチハウスを除けば、大まかに ビーチフロントヴィラ Beachfront Villa と プールヴィラ Pool Villa の二択になろうかと思います。いずれも一棟一室の独立型で、海を望む眺望と十分な広さを期待できます。プールヴィラには専用のプールとジャクージ付きバスタブが屋外にあり、設備面ではこちらが一段上。ビーチフロントヴィラは室内電話がなかったりシャワーのみだったりとややシンプルですが、どちらを選んでもバヌアツならではの滞在を楽しめるでしょう。

プライベートプールと屋外ジャクージ

ハネムーンプールヴィラがあるのは島の西側。到着してまず驚いたのは、水回りのクオリティでした。透明度の高いプール、美しく貼られたタイル、そしてしっかりと稼働するジャクージ。水量も十分で、お湯は熱く清潔。バヌアツの島とは思えないほど快適で、想像以上でした。

小さなお庭の前はラグーンです。両側にはしっかりと柵があり、ほかのゲストの通り抜けはできず、まるでビーチごと貸し切りのよう。砂地に置かれたサンベッドやデッキのチェアが心地よく、室内よりも外で過ごす時間のほうが長くなりがちです。

窓は羽根の角度を調整して目隠しでき、バスタイムには閉めたほうが落ち着いて過ごせます。隣のヴィラとの間に木の柵があるものの、完全なプライバシー確保という点ではモルディブのような完全独立型には及びません。そのためプール利用時は水着着用が安心です。

ハネムーンプールヴィラの正面は岩場のラグーン。美しい眺めではありますが、マリンブーツを履いたほうが安全です。泳ぎやすさやビーチの解放感を優先したい方は、島の東側にあるビーチフロントヴィラのほうが適しているかもしれません。

ヴィラの内装と設備

カラフルでキッチュなインテリアがいかにもバヌアツっぽくてかわいいですね！
家具には年季が感じられますが、床や壁、天井などの構造はしっかりとメンテナンスされている印象です。ホテルの価格帯からすると、もう少しライティングの色や形に統一感が欲しいところ。窓から吹き抜ける自然の風が気持ちよく、エアコンはほとんど使いませんでした。滞在したときは蚊はいませんでしたが、蚊帳や虫よけがあるところをみると季節によっては対策が必要なのかもしれません。

バス

バスアメニティはSouth Pacific Soap Co.というブランドで、珍しい製品が旅気分を高めてくれます。

ポートヴィラから一瞬で非日常へ

ヴィラの外観はこんな感じ。
チェックインの際はカートでお部屋まで案内してもらえました。

ダイニングからは少し離れていますが、このエリアには3～4軒のプールヴィラが並ぶだけで、人通りが少なくとても静か。島全体が小さな入り江にあるため、海の向こうには本土が見えますが、それでも自然に囲まれている感覚はしっかりとあります。日帰りで訪れた イリリキアイランドリゾート Iririki Island Resort に比べてもエラコールは格段にナチュラルな空気を感じられるリゾートでした。ポートヴィラ周辺では最高ランクの宿泊施設にあたり、市内や空港からアクセスしやすく短期滞在の旅行者にもぴったりです。行き方やリゾート全体については、当ブログ内の エラコール アイランド リゾート＆スパ Erakor Island Resort & Spa のページをご覧ください。

2025年, '25 バヌアツ