04.13
コモロ博物館 Musée des Comores (コモロ連合・モロニ)
コモロで唯一の見どころである コモロ博物館 Le Musée National des Comores を見学しました。紙幣の絵柄にもなっているシーラカンスの剥製が目玉ですが、あまりにも観光客が来ない国なので誰もそこが博物館だと知らず入口すら開いていないとは驚きました。
Le Musée National des Comores
インド洋 コモロ連合 グランドコモロ島 モロニ中心部
モロニは一国の首都とは思えないほど小さな町で、その中心部の通り沿いにあるので場所は分かりやすい。銀行に続く坂道の途中に建っています。
正面玄関は固く閉ざされており、朽ちた樹が放置されていてとても営業しているようには見えません。日を改めて坂の上にある駐車場の入口から裏手に回り込んでみました。
やはり扉は閉まっていますが、辺りをウロウロしていたら木陰で休んでいるおばちゃんが鍵を開けてくれました…なんとも一筋縄ではいかないコモロ旅行です。
モロニに観光で訪れる外国人は皆無に近く、タクシーの運転手すらそこが博物館だとは知らなかったくらい。もちろん歩いても来られますが、モロニ市内から乗合いタクシーなら200~250フランが目安です。
入場料・開館時間
2019年3月現在の入場料は外国人 1,000コモロフラン(約260円)でした。
開館時間が決まっていますが午前中に来た方が無難です。
中は写真によるパネル展示が中心で、解説はフランス語のみ。
100年以上前のモロニの写真が出ていましたが、今とほとんど変わらない気もします。
シーラカンス
目玉の展示がシーラカンスの剥製です。
かつて絶滅したと考えられておりコモロ諸島で見つかって“生きた化石”と言われるシーラカンス。唯一の観光名所と言ってよい存在なので、なんとか見ることができて大満足です!
コモロの1,000フラン紙幣にもシーラカンスが描かれていました。
その他、海洋生物の標本など。
1989年に開館した歴史あるミュージアムのはずですが、全体的に投げやりな感じが否めません。
火山
ここグランドコモロ島を含むコモロ諸島は火山島なので火山に関するコーナーがありました。
今どき学校の自由研究でももう少し丁寧に資料をまとめる気がします。
グランドコモロ島の最高峰カルタラ山は活火山で、最近では2007年に噴火。
ハハヤ空港からモロニ市内まで来る途中、車窓から今も大量の火山灰を見ることができます。
コーラン
コモロではイスラム教が信仰されているのでコーランが展示されていました。
アフリカでも最貧国にあたりますがムスリムの国なので治安は良く、困っていると誰かしらすぐに声をかけてくれるので助かりました。
地下展示室
階段の下にも展示室があります。
以下の写真は露出補正で明るくしてありますが実際は真っ暗で、わざわざ電灯を点けてもらうのも面倒なのでそのまま見学しました。アフリカの民族楽器や衣装、漁に使うアウトリガーなどが並んでいます。
コモロ博物館を見学した後は市場や金曜モスクを眺めました。
海を見るなら Itsandra Mdjini の パブリックビーチ まで出ると良いでしょう。市内観光については コモロ旅行記モロニ観光 のページをご覧ください。
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