10.11
羽田空港国際線 JALサクララウンジ「スカイビュー」
2025年, 2024年, 2017年, 2015年, '15 フランス, '15 日本, '17 日本, '24 日本, '25 日本
羽田空港第3ターミナルにあるJALの3つ目のビジネスクラスラウンジ、サクララウンジ スカイビュー Sakura Lounge Sky View。2014年の誕生から10年以上経ち、あちこち変わった部分、変わらない部分があるので、新旧対比しながら改めてご紹介します。
場所・行き方
東京国際空港(羽田、HND)の国際線では出国審査を抜けて左手すぐ、日本航空のサクララウンジに入るのが常でしたが、112番ゲート前は ファーストクラスラウンジ が拡張されてしまいました。そのため今回は前を素通りして114番ゲートの前にあるエスカレーターから上階へ、5階に向かいます。かつて4階は ANA Lounge だったこともありますが、現在は4階も サクララウンジ になっています。もう一つ上の6階は同じワンワールドの キャセイパシフィック・ラウンジ ですね。


営業時間
2025年現在の営業時間は、午前7時~翌日午前1時 です。
ただし直近で訪れたときはこれより早くクローズとなり、一つ下の4階にある サクララウンジ を最終便出発まで利用できると案内がありました。
ちなみにこれまで営業時間がたびたび変わっており、2015年にこのページを作成した時は午前中のみのオープンでしたが、2017年は 6:00~12:30 と 21:00~翌日1:30、2024年は 7:00~12:00 と 18:00~23:00 でした。以前はお昼間にいったんクローズしていたものの、現在は混雑緩和のために通しでオープンしています。

こちらはJAL以外のキャリアのビジネスクラスラウンジも兼ねており、実は初めて訪れたのはアライアンス違いのスカイチーム、エールフランス航空 のパッセンジャーとしての入室でした。さすがにこの時ばかりは「いつもご搭乗いただきありがとうございます」とは言われませんが(笑)スムーズに案内していただけました。

スカイビューのコンセプトは「モダン・ジャパニーズ」。割とカッチリした造りながら木が多用されて温もりを感じます。少し奥の方に進むとシックな装いに…エリアごとにデザインを変えて、お好みの場所で寛げるようにと設計されたそうです。


ラウンジマップ

スカイラウンジ
斜めになっている窓際は新たに「スカイラウンジ」と名付けられました。JALのラウンジの名称がサクララウンジで、その中でもここはサクララウンジスカイビューというラウンジであって、さらにその中のスカイラウンジと呼ばれるコーナーです(とてもややこしい。
2025年

2024年

今は壁ごと撤去されてしまいましたが、レイアウト変更前は以下のような贅沢なスペースの使い方がされていました。壁にかかった大きな墨絵は、わざわざサクラ色の墨を作って描かれたのだとか。

ラウンジの中央のセクションは今と昔で大きな変化はありませんが、カーペットなど細かい箇所が更新されています。
2024年

2015年

手前の方はリノベーションされて雰囲気が変わりました。
一部のイスが茶と赤のコントラストになっているところに誕生当初の面影を残しています。



2015年


スカイビューというだけあり、眺望もなかなか。
羽田空港の国際線ターミナルはコンコースからシップの写真が撮りにくいので、こういう眺めのアドバンテージは嬉しいところです。
2024年

2015年

スカイヒル
かつてラウンジの一番奥には「スカイヒル」と名付けられたコーナーがありました。
2014年にスカイビューが新規オープンする際は「草原の上で寝転びながら滑走路を眺めるイメージ」として積極的に広報されたものです。


当時、当ブログでは「少しニーズが分かりにくいものの思い切ったレイアウトではあります」と微妙な評価をしましたが…現在は以下のようにリノベーションされて僕らのスカイヒルは消滅してしまいました(涙)もはや遊び心は不要ということでしょう、収容力重視への方向転換は明らかですね。


あとはブログの読者さんなら覚えている人も多いのかな?座りにくかった半円のイスも無くなりました。僕はこういうユニークな家具が好きなので、まるで面白みのないイスに置き換えられたのは残念です。

それもこれも、ラウンジの混雑緩和のためでしょう。
席数を増やし、営業時間も延ばし、4階からこのスカイビューへと誘導を図っていますが…やはり手前にあるサクララウンジに入ってしまう人が多いようで、この5階は今のところあまり混み合わない穴場になっていると思います。成田空港のサクララウンジのように階段でも作らないと、なかなか分散しないかも知れませんね。
ザ・ダイニング
軽食コーナーの ザ・ダイニング The Dining はサクララウンジの右奥角。
窓がフルハイトで明るく広々とした空間です。
2025年

2024年


こちらもこの10年間でマイナーチェンジがあって、良く言えば機能性が高まって、悪く言えば無駄が排除されています。2014年の誕生当初は以下のような造りで、中央の棚には食にまつわる日本の伝統工芸品が飾られていました。




ドリンクコーナー
ANA Lounge のようなバーは無く、セルフサービスです。
羽田空港のラウンジでお酒に関してはJALよりANAのほうが対面でサービスするなど力が入っています。

昔は上の写真のようにワインがボトルで置かれていましたが、ワインサーバーが導入されました!パリ辺りのワインバーみたいですね~


と思っていたら、またボトル置きに戻ったのかしら…


近年はスピリッツに国内の珍しいものが選ばれているのが酒飲みには嬉しいポイントです。柚子、梅、そして泡盛ベースの黒糖のリキュールなど。ラムもわざわざ沖縄のものが置かれています。ロックで少しずつ味わってみてはいかがでしょうか?


スパークリングワイン
2025年9月現在、フランスの ドメーヌ・ポール・マス Domaines Paul Mas、Prima Perla Blanc de Blanc Chardonnay Brut Serigraphy。

ビール
サッポロ生ビールからキリン一番搾りに変わっていました。

ラウンジめし
特典航空券でバンコクに行く際、夜行便ですぐに寝たかったのでラウンジで牛丼などをいただきました。

特典航空券でソウルに行く際は、到着後すぐに夕食の予定だったので軽く麺をいただきました。

また、朝便では離陸後すぐに朝食のサービスがありますが、朝7時半のフライトまで2時間近く何も口にしないのは辛く、サクララウンジで軽く朝ごはんをいただくことに。非常に静かな朝のひと時、スタッフのサービスも程良い距離感で、セルフサービスとは言え日本のおもてなしを充分に感じられました。


向こうに見えているシップがこの日搭乗するエールフランス航空ボーイング777-200型機です。
すっかり目も覚めて、いざ パリへ出発 です!

更新履歴
2015年 5月18日 作成
2017年 6月21日 写真1枚追加、営業時間を修正
2024年 9月02日 写真14枚追加、文章を加筆再構成
2025年10月11日 写真12枚追加、営業時間を修正、マップ追加
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