2019
04.13

コモロ博物館 Musée des Comores (コモロ連合・モロニ)

コモロ博物館 Musee des Comores シーラカンス

コモロで唯一の見どころである コモロ博物館 Le Musée National des Comores を見学しました。紙幣の絵柄にもなっているシーラカンスの剥製が目玉ですが、あまりにも観光客が来ない国なので誰もそこが博物館だと知らず入口すら開いていないとは驚きました。

コモロ博物館
Le Musée National des Comores

インド洋 コモロ連合 グランドコモロ島 モロニ中心部

モロニは一国の首都とは思えないほど小さな町で、その中心部の通り沿いにあるので場所は分かりやすい。銀行に続く坂道の途中に建っています。

The National Museum of the Comoros

正面玄関は固く閉ざされており、朽ちた樹が放置されていてとても営業しているようには見えません。日を改めて坂の上にある駐車場の入口から裏手に回り込んでみました。

Musee des Comores

やはり扉は閉まっていますが、辺りをウロウロしていたら木陰で休んでいるおばちゃんが鍵を開けてくれました…なんとも一筋縄ではいかないコモロ旅行です。

The National Museum of the Comoros

モロニに観光で訪れる外国人は皆無に近く、タクシーの運転手すらそこが博物館だとは知らなかったくらい。もちろん歩いても来られますが、モロニ市内から乗合いタクシーなら200~250フランが目安です。

コモロ博物館 モロニ

入場料・開館時間

2019年3月現在の入場料は外国人 1,000コモロフラン(約260円)でした。
開館時間が決まっていますが午前中に来た方が無難です。

コモロ博物館 料金 営業時間

中は写真によるパネル展示が中心で、解説はフランス語のみ。
100年以上前のモロニの写真が出ていましたが、今とほとんど変わらない気もします。

Musee des Comores

モロニ

コモロ博物館 シーラカンス

シーラカンス

目玉の展示がシーラカンスの剥製です。
かつて絶滅したと考えられておりコモロ諸島で見つかって“生きた化石”と言われるシーラカンス。唯一の観光名所と言ってよい存在なので、なんとか見ることができて大満足です!

コモロ シーラカンス

コモロ シーラカンス 剥製

シーラカンス

コモロの1,000フラン紙幣にもシーラカンスが描かれていました。

コモロ紙幣 1000 Comorian Franc

その他、海洋生物の標本など。
1989年に開館した歴史あるミュージアムのはずですが、全体的に投げやりな感じが否めません。

モロニ観光

モロニ旅行記

火山

ここグランドコモロ島を含むコモロ諸島は火山島なので火山に関するコーナーがありました。
今どき学校の自由研究でももう少し丁寧に資料をまとめる気がします。

コモロ 火山

コモロ 火山

グランドコモロ島の最高峰カルタラ山は活火山で、最近では2007年に噴火。
ハハヤ空港からモロニ市内まで来る途中、車窓から今も大量の火山灰を見ることができます。

グランドコモロ島 火山

コーラン

コモロではイスラム教が信仰されているのでコーランが展示されていました。
アフリカでも最貧国にあたりますがムスリムの国なので治安は良く、困っていると誰かしらすぐに声をかけてくれるので助かりました。

コーラン

地下展示室

階段の下にも展示室があります。
以下の写真は露出補正で明るくしてありますが実際は真っ暗で、わざわざ電灯を点けてもらうのも面倒なのでそのまま見学しました。アフリカの民族楽器や衣装、漁に使うアウトリガーなどが並んでいます。

コモロ博物館

コモロ旅行記

コモロ博物館を見学した後は市場や金曜モスクを眺めました。
海を見るなら Itsandra Mdjini の パブリックビーチ まで出ると良いでしょう。市内観光については コモロ旅行記モロニ観光 のページをご覧ください。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17430枚と心に残った体験を1112件公開しています。(2024.12.04)

2019年, '19 コモロ連合

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