04.04
マダガスカル旅行記: ビザ取得、アリアリ両替、SIMカード料金プラン、イヴァト空港からアンタナナリボ市内への行き方について
バオバブの木やユニークな動物で知られるマダガスカル。
その首都アンタナナリボに空路で到着した時のビザ情報や両替レート、旅行に便利な現地のSIMカードの入手、イヴァト国際空港からアンタナナリボ市内へのタクシーやバスの乗り方など、体験をもとにマダガスカル旅行始めのポイントをまとめました。
ビザ
マダガスカル入国にはビザが必要ですが、到着時に取得できます。
2019年3月現在のビザ代は以下の通り。マダガスカルの通貨アリアリで払うと115,000アリアリ(約28ユーロ)と安いものの、入手する術はありませんので次に安い米ドルで支払いました。入国の流れやイミグレの様子は マダガスカル航空 搭乗記 をご覧ください。
両替
空港ターミナル内に銀行・ATM・両替屋があります。
ただしATMはエラーとなりクレジットカードからのキャッシングができず、銀行はレートがとても悪い。複数ある両替屋のレートは横並びで、以下にレートの一例を示します。マダガスカルに持っていくお金はユーロの一択。旅行中、この空港の両替屋のレートが最良 でした。
クレジットカード
クレジットカードはモロンダバの最高級ホテル パリサンドレ コートウエスト Palissandre Côte Ouest Resort & Spa を除いて一切使うことができず、アンタナナリボを離れると両替も難しい(ホテルなどで両替できたとしてもレートが悪い)ので、余裕をもってアリアリを入手しておいた方が良いと思います。ホテル代についてユーロの現金払いを受け付ける(ただしお釣りは無かったりする)ところも多いので少額のユーロ紙幣があると便利。ちなみにユーロで予約しても請求がアリアリ建てとなり、ユーロで払うと損するようなホテルもありました。
市中での両替
アンタナナリボ市内での両替は、独立大通りで露店を開いているお兄ちゃんからツメ切り(今回忘れて現地で入手することに)を買う際に両替したいと相談したら、独立大通りの一本南西の通りに連れていかれて道端で何かを叫ぶとどこからともなく札束を手にしたおばちゃんが出てきて1ユーロ4,000アリアリという悪くないレートで両替できました。ホテルに相談するより路上で物売りやドライバーに声をかける方が良さそうですね、ただし50ユーロ未満の紙幣はレートが著しく悪くなります。
携帯電話SIMカード
イヴァト国際空港の到着ロビーにAirtelやOrangeのブース(写真の正面)が出ています。英語も通じて感じの良い対応でした。
マダガスカルはWi-Fiが使えると謳っているホテルでも使えないことが頻繁にあり、高級ホテルすらロビー以外の客室ではWi-Fiにつながらないなどインターネット接続の環境は良くありません。ネットどころか未だに首都でも停電しますからね、自分でSIMカードを買ってディザリングした方が確実です。
Kitagawaは評判の良いOrangeのSIMカードを購入しました。
30日間有効、2時間の音声通話、5GBのデータ通信と夜間の5GBのボーナスが付いて11万アリアリ(約27ユーロ)でした。この国の物価水準に対して極めて高額で(料金表をメモしたり写真を撮ることを断られたことを考えるとかなり割高なんでしょうが)ここイヴァト空港以外で外国人がSIMカードを入手することは現実的ではありませんので SIMカードは空港で必ず手に入れておきたいアイテム です。ドライバーと携帯で連絡を取ったり声をかけてきたガイドとSMSで条件の交渉をしたりできるので電話番号もあると便利です。(旅行期間が一週間ならもっと安いプランがあります)
データ通信の残高などは、SIMカードを挿したスマホで 123.orange.mg を開くと確認できます。その際、ブラウザはgoogle chromeを使ってください…とのことでした。
なお、マダガスカルの国番号は +261 です。携帯電話番号の0を取って261を付ければ日本を含む海外からも着信できます。
レストラン
空港の上階にはレストランがありました。
扇風機のみでエアコンはなくWi-Fiも使えませんが、料理の味は悪くありません。金額は缶ビール大が6,000アリアリ、メインのお料理が2万アリアリ前後で、観光地の外国人向けレストランと変わらない水準です。帰国の際、イミグレを抜けると外貨しか使えず現地通貨のアリアリは無駄になるので 出国の前に空港のレストランでお金を使い切ってしまう と良いでしょう。
イヴァト空港から市内への行き方
空港を出たところに綺麗なタクシーが並んでいます。
目的地を告げるとパウチした料金表を出してきて6~7万アリアリを提示されますが この料金表は何の効力もありません ので無視して交渉しましょう。Kitagawaは彼らがタクシーブルースの乗り場も割り出してくれたので3万アリアリと希望を伝えたうえで料金表の半額になれば乗ろうと思いましたが4万から折れないので結局空港のタクシーは使いませんでした。100か国以上を旅しているのに到着そうそうぼったくられては面白くありません。交渉は“空港まで客を乗せてきたタクシー”と行なう方が簡単です。また、アンタナナリボ市内から空港まで なら必ず3万アリアリ(約900円)以下で話が付くはずです。
空港を出たところに小さなロータリーがあり、そこをミニバスが頻繁に往来しています。マダガスカルでは タクシー・ベ Taxi Be と呼ばれる乗り物で運賃は激安。空港とアンタナナリボ市内を結ぶバスには「IVATO TANA」という表記や路線番号の「D」がフロントガラスに出ています。ちなみに 当地ではアンタナナリボのことをTANAと略すのが一般的 です。
車内に料金表があり運賃は600アリアリ(約18円)でした。
空港前から町に向かう(南下する)車両は満席でとても座れなかったので、僕はいったん東向きに走る車で終点まで行ってから、空の車に乗り換えて折り返して来ました。あちこち停まりながら市内まで一時間もかかったので座った方が楽です。ただしスーツケースやバックパックを持って乗れる雰囲気ではありません。
アンタナナリボは標高が高く、郊外は田園風景が広がっていて日本的な落ち着きを覚えます。
川の土手でワイルドに洗濯物を干している光景はマダガスカル全土で見られます。
D路線のタクシーベはアンタナナリボの西の Boulevard Pierre Rajaonah の通りが終点です。さらに市内へ向かうなら恐らくB路線に乗り換えるか、ここならたくさんタクシーも停まっていますのでアンタナナリボ中心部まで1万アリアリ以下、町の反対側にあるタクシーブルース乗り場でも2万アリアリ以下で必ず連れて行ってもらえるはず。お釣りが無いというのはアフリカにおける常套手段なので、空港で両替や食事の際に小額紙幣のアリアリを混ぜてもらうと支払いがスムーズです。
アンタナナリボのホテル
アンタナナリボの中心部で泊った Lova Hotel は部屋でWi-Fiが確実に使え、エアコン・冷蔵庫・ホットシャワー・セーフティボックスまで揃っていながら1泊3,000円以下という破格で重宝しました。
見どころのアナラケリーマーケットをはじめ、独立大通りや独立広場も歩いてすぐ。周りに早朝から夜遅くまで営業しているファストフードやカフェが多く観光や食事に便利なロケーションでした。
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