06.04
ドブロブニク空港から旧市街&メインバスターミナルへの空港バスとモンテネグロ・コトルまでの国際バスの乗り方・料金・時刻表
クロアチアのドゥブロヴニク観光や周辺国へのアクセスに利用したバスの情報をまとめます。
空港から旧市街まではシャトルバスが便利、ちょっとした移動も市バスが格安です。隣国モンテネグロの世界遺産コトルまで国際バスにも乗ってみました!
ドブロブニク空港から市内への行き方
ドブロブニク空港から多くの観光客が目指す旧市街を経てメインバスステーションに行くシャトルバスが飛行機の到着に合わせて Atlas社により運行されています。日本人の乗客もいっぱい!
2018年5月現在、運賃は 片道 40 kn(711円)、所要30分 でした。
支払いは現地通貨クーナのみ、空港のATMでは手数料なしでキャッシングできました。
到着ロビーのバス会社カウンターでチケットを買うか、閉まっている場合はドライバーへの支払いもできます。
www.atlas-croatia.com/dubrovnik-shuttle-bus
旧市街のピレ門前を起点とするバス網が充実しており、ホテルの集まるエリアと旧市街の行き来や周辺の町までの足としてツアー客を除く多くの個人旅行者が市バスを活用しています。運賃は定額で、車内で払うと 15 kn(266円)、キオスクで切符を買っておくと 12 kn でした(2018年5月現在)。
ドブロブニク旧市街とメインバスステーションの間は市バスで10分 です。
現地ではUberも広く使われています。
在住者によると、どこに居ても数分でピックアップされ英語も通じトラブルなく移動できるとのこと。一例として Lapad地区から Srebreno地区まで乗車すると 100 kn前後が目安。
ドブロブニク メインバスステーション
Dubrovnik Main Bus Station
スプリットや首都ザグレブまで行く中・長距離のクロアチア国内バスや、モンテネグロやボスニアヘルツェゴビナなど周辺国への国際バスは、ドブロブニク旧市街の西4kmにあるバスターミナルに発着しています。
今回はドブロブニク観光と言うよりは隣国のモンテネグロやボスニアヘルツェゴビナまで足を延ばすためにクロアチアへ来ていますので、まずは情報収集とチケット購入のため空港から一気に終着のメインバスステーションまでやって来ました。
時刻表・路線図
ドブロブニクに発着しているバスの路線と時刻を以下に示します。
バス会社によって違う時間に出ていますが、どの路線も一つの窓口で買うことができて分かりやすい。赤線がモンテネグロのコトル行き、青線がボスニアヘルツェゴビナのモスタル行きです。はるばるオーストリアのウィーンに向かう路線も出ていますね!今回は ウィーンからオーストリア航空でドブロブニク に来ていますが、バスだといったいどのくらいの時間がかかるのでしょうか?
さっそくモンテネグロのコトルまで往復するチケットを買いました。
一方、ボスニアヘルツェゴビナは国境を何度も超えるので出入国がスムーズなドブロブニク発モスタル行き日帰りツアーを利用することにしました。
ドブロブニクからコトルまで国際バス
バス代は往復で 226.30 kn(4,020円)。朝7時30分発の Jadran Expres 社のバスに乗ります。
何やらチケットを買う時に指定料金を取られたのですが、シートは自由席でした。
クロアチアのドブロブニク(左上)からモンテネグロのコトル(右下)まで、約100kmの行程です。
バスだと国境の通過に思いのほか時間がかかるので(特に夏や午前中)日帰りなら朝一の便で出ることをオススメします。
メインバスステーションを出発して間もなく現れる白い橋、Franjo Tuđman Bridge。
ドブロブニクに来る飛行機からも見えるほど目立つ建造物です。この橋は渡らず国道8号線に登って一路南下します。
続いてドブロブニク旧市街。
スルジ山ケーブルカーからも全景を望めますが、ここ Jadranska Cesta通りの方が町を間近に感じられました。
空港近くにある Srebrenoの町。
周辺国から戻って来てから滞在したホテル、シェラトン・ドブロブニク・リビエラ Sheraton Dubrovnik Riviera が正面に見えています。
最後にドブロブニク空港。
拡幅工事が行なわれており、近いうちに綺麗になりそうです。
クロアチア国境
午前8時ちょうど、出発から30分でクロアチア側の国境に到着。
噂通り順番待ちのバスが結構並んでいました!乗っているバスが窓口までたどり着くと乗客はバス車内に並んで待ち、一人ずつ順番に降りるレギュレーションになっているようです。特に何か訊かれることも無くパスポートに出国スタンプが捺され、歩いて先に進んで適当な場所に乗客が集まって待ち、全員が終わったら最後にバスが拾いに来てくれました。
お手洗いはクロアチア側の出国前に一か所あるだけなので、もしトイレに行きたいならこの写真の場所でドアを開けてもらって降ろしてもらうと良いでしょう。
そうそう、乗客の中にひとりパスポートを忘れたバックパッカーさんがいて(驚)あれこれ交渉していましたがイミグレを通過できずバスから降ろされていました。当たり前ですが国境を超えるのでパスポートをお忘れなく!
モンテネグロ国境
続いてモンテネグロ側。
こちらも一人ずつ順にバスから降りてパスポートに入国スタンプを貰い、やはり離れたところに乗客が集まって全員が終わったらバスが拾いに来てくれます。時刻は9時を過ぎており、国境の通過に1時間あまり要しました。
モンテネグロに入ってしばらく走ると右手に見えてくるのが コトル湾。
アドリア海に面して海岸線が曲がりくねっており、フィヨルド様の地形になっています。コトルの町は湾の一番奥にあり、到着まで美しい景色を楽しめました。
コトル バスステーション
Bus Station Kotor
午前10時20分、コトルのバスターミナルに到着。3時間弱 かかりました。
売店やトイレ(1回 0,50€)、チケットを売る窓口があります。ここから 旧市街まで徒歩10分。他の人にくっついて歩いて行ったら城壁の入口が見えてきました。
時刻表・路線図
以下に2018年5月現在のコトル発の国内・国際バスの路線と時刻を示します。
帰りは午後2時40分の便で戻ることにし、観光に充てられるのは4時間ほど。
昼食をとって旧市街を散策し、城壁を途中の教会まで登るとちょうど良い時間に見学し終えました。町の様子は モンテネグロ旅行記 世界遺産コトル観光 のページをご覧ください。
コトルからドブロブニクまで国際バス
コトルのバスステーションも一つの窓口ですべての路線を扱っているようです。
念のため往復チケットを見せて今からドブロブニクに戻ると話したらひとり当たり 2€ の手数料を取られて新しい乗車券が発行されました。シートは自由席なので、いったい何の料金なのか、これを行なわないと乗れないのか?いまいちシステムが分かりません。
帰りは Croatia Bus 社のバスで、行きに比べて車内が格段に綺麗です。
ただし車掌が神経質で、車内で食べ物を食べるな靴を脱ぐなと色んな乗客にケチをつけていたので行きのガサツな Jadran Expres と比べてどちらが良いかは微妙なところ。国境では前に待っているバスが一台もおらず待ち時間なしに通過できました!午後の方が空いているのかもしれませんね。
午後2時40分コトル発、午後4時55分ドブロブニク着、所要2時間15分 でした。
運転手さんに相談すれば、国境通過後は路線上の好きな場所で降ろしてもらうこともできるようです。国境でもたつくことを考えるとドブロブニク発のコトル日帰りツアー(ひとり 390 kn前後)が便利ですが、自力で来たからこそ城壁にも登ることができて大満足。旅慣れた方はバスもうまく活用してみてください!
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