04.02
タート・クアンシーの滝 (ラオス・ルアンパバーン)
幾重にも連なる美しい段々の滝、エメラルドグリーンに輝く天然のプールで水遊び!
ルアンパバーン近郊にある クアンシーの滝 Kuang Si Waterfall は週末のエクスカーションとして大人気、ラオスの大自然を満喫できました。
ຕາດກວາງຊີ
ラオス ルアンプラバンの町から車で1時間
行き方 ツアーやトゥクトゥクで
世界遺産の町 ルアンパバーン Luang Prabang から南西に約30km。
もっともお手軽な行き方は ツアー に参加することでしょう。クアンシーの滝ツアーは定番なのでゲストハウスにお泊りの旅行者はすぐに予約できるハズ。ひとり当たりの料金は滝のみを単純往復するミニバンの現地申込みで 70,000 Kip(約8.5ドル)、日系の大手旅行代理店で事前にアレンジすると 70ドル~が目安です。
僕らはお天気を見てから出発したかったのと、自分たちのペースでゆっくり過ごすため トゥクトゥク をチャーターして行くことに。ホテルのレセプションに今日滝に行きたいと伝えたら朝食後にはロビーにドライバーさんが迎えに来ており、遠出するためトゥクトゥクではなく四輪の ソンテウ を呼んでくれたようです。
宿泊先の ソフィテルルアンパバーン Sofitel Luang Prabang による手配で、往復および現地での待機も含めて1台 250,000 Kip(約30ドル、2017年現在)でした。旅慣れていれば市中でドライバーと直接交渉することで半額以下になりますが、その差は日本円で大した金額ではありませんので高級ホテルにお泊りならコンシエルジュに任せてしまうのが安心で確実です。
道は舗装されているものの途中から山道を走るので結構揺れました。
ラオスは日本の本州の面積に700万人足らずの人口で、道中から見える景色は手つかずの山林がほとんど。8割近い人たちが農業に従事しているそうです。行きも帰りも実際にかかった時間は片道50分でした。
エントランス
こちらが クアンシー・ウォーターフォール・パーク Kuangsi Waterfall Park の入り口。
手前に駐車場があり、その周辺には食堂やお土産物屋さんが軒を連ねていて賑わっていました。ホテルなど宿泊施設は存在しないようなので観光はルアンプラバンから日帰りで。
入場料
2017年3月現在、料金は 20,000 Kip(約2.4ドル)でした。
8歳以下は入場無料です。
地図
一応は地図が出ていますが、簡略化され過ぎていて何の役にも立ちません。
ゲートをくぐったら右手の山道に入って行きます。
公園内は一本道で多くの観光客が訪れているので迷うことはないでしょう。
想像よりしっかり整備されており、テーブルや更衣室もありました。週末のせいか外国人だけでなくラオス人も遊びに来ていましたよ。
クアンシー滝
Kuang Si Falls
タート・クアンシー Kuang Si Falls は落差60mの大滝を一番上にし、続く流れが階段状に幾重もの小さな滝を形成しています。川の左岸に遊歩道があり、流れに沿って一番上の大滝を目指して歩きながら自然を楽しめるコースが作られていました。
どこからも水の流れを間近に見られますが、場所によって雰囲気が少しずつ異なりそれぞれが絶景です。まずは動画で全体の様子をアップしました。これは大滝から下に向かって撮影しているので、入口から歩く順序とは逆の動画となっています。
まずは最上部にあるクアンシーの滝からご紹介します。
大きく3層に分かれており落差は60m。流れを横切るように見学用の橋が架けられていました。
観光客の人気を集めているのは下流にある幅広の滝で、こちらは泳ぐことができます。
水が不思議な乳緑色をしており日差しを反射して煌めいていました。大きな木の枝は恰好のジャンプ台、もし飛び込むなら水深が浅いので怪我をしないようにご注意を。中には服のまま水に入っている人がいますが、声を掛けたら恥ずかしがり屋のラオス人でした。
ホテルが水遊びのためにバスタオルやお水をセットにしたお出かけバッグを準備してくれました。
山道ですがそれほど距離は歩かないのでサンダルで来た方が良かったかも。
3月は暑さ極まるラオスの乾季、僕らもさっそく入ってみることに。
口コミでは水が冷たいと評判のクアンシーですが、これだけ暑いと爽快な気持ち良さ!皆さん滝に打たれてはしゃいでいました。流れに逆らってうまく滝の上までよじ登れましたが、雨季になるともっと水流が増すのでしょう。
周りは緑の濃さが際立ちます。
情緒を感じたのは下の写真の一角で、長い年月をかけてお皿状の窪みができた岩場は幻想的!泳げる場所もありますのでお気に入りのプールを見つけてみてください。
クマ保護センター
Tat Kuang Si Bear Rescue Centre
遊歩道の途中にはクマさんがいました。
ツキノワグマを保護しており、僕には区別が付きませんでしたが一頭ずつ名前も貰っているようです。
一通り見て回った後は駐車場のそばにあるラオス料理レストランで遅めのランチ。
のんびり遊んで、出発から帰着まで4時間ほど。お寺や博物館を見て回るルアンパバーン観光とは一味違った半日になりました。乾季にもかかわらず水量は充分で情景も個性的、水遊びに興じる観光客も多くて楽しい週末になりました。
当ブログでは世界中の滝を記事にしていますが、広大な敷地とバラエティの豊かさで言えばクロアチアにあるプリトヴィツェ湖群国立公園が思い出されます。ここクアンシー滝を気に入ったなら好きになること間違いない名所なので(滝は100か所近くあり丸一日かけても全てを見て回れない規模です)機会があれば訪れてみてください。
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