03.23
タイ航空A380ロイヤルファーストクラス (バンコク-東京)
Kitagawa@Thailandです。運よくタイ航空の日本路線で エアバスの総二階建て飛行機A380 に搭乗する機会がありました。やっぱり新しいシップは気持ち良いですね!TGの ロイヤルファーストクラス Royal First Class は機内だけでなく地上サービスも格別で、快適な空の旅を楽しめました。
アジア圏内のフライトは預入れ荷物の重量の都合からJALを第一候補にしていますが、今年は同社の機材繰りが面白くありません。そこで夏まではバンコク線でタイ航空、シンガポール線はシンガポール航空で飛んでいます。
ちなみに今週、バンコク線ビジネスクラスに7月からスカイスイートⅢを導入するとJALから発表がありました。秋以降にはまたJALにも乗りまして JALビジネスクラス・スカイスイートⅢ搭乗記 をレポートしたいと思います。
タイ国際航空ファーストクラス
A380 Royal First Class
タイ国際航空 Thai Airways のロイヤルファーストクラス。
質が高いと言うよりは人海戦術で他の追従を許さないサービスを実現しており、その真価は機内よりむしろ地上で発揮されていると感じるのは僕だけでしょうか?
特にバンコクの スワンナプーム国際空港(BKK)における地上サービスは世界でも類を見ない力の入れよう。車寄せからチェックインカウンター、パスポートコントロールを抜けてロイヤルファーストラウンジに至るまで隙のないサポートはまさに smooth as silk と言えましょう。
この辺りは長くなりますので タイ航空ロイヤルファーストクラスラウンジと最強のプレミアムチェックインサービスで優雅な旅の出発を!のページをご覧いただくとして…ドアサイドでグランドスタッフからキャビンクルーに引き継がれ、機内へと足を踏み入れます。
この日はなんとエアバスのA380-800型機!嬉しいサプライズでした。
A380のファーストは初めてだと告げたらインフライトマネジャーがやって来て色々と説明してくださりました。
タイ航空お馴染み、シャンパーニュはドンペリニヨンのウェルカムドリンク。
シートコントローラーは分かりやすく、窓側にたくさんの収納があるのも良いですね。最近は飛行機にも飽きており久しぶりの搭乗記、僕の盛り上がりようもお分かりいただけるかと(笑
F席は二階前方に12席、C席は二階中央に60席、Y席は435席とのこと。
今年はファーストで2本、ビジネスにも2本の予約をタイ航空に持っています。後方のビジネスクラスはヨーロッパ線で乗れると思うので パリ行きタイ航空A380ロイヤルシルククラス や ロンドン発タイ航空A380ロイヤルシルククラス のページに後日まとめます。
シート
シートは180度フルフラット。
ピッチ208cm、幅69cmもある贅沢な仕様で広さは充分、寝返りも打てるほどです。写真の通り各席にはハンガー付きの個人用クローゼットが用意されていますが、ジャケットは降りるまできちんと別に預かっていただけました。
充分な大きさのテーブル。日本語の週刊誌は乗る前から既にこの状態で並べられており、乗客リストや過去の利用歴もきちんと確認していると窺えます。
手元の小物入れはサイズが小さめですがしっかりフタが閉まります。同社のジャンボ機旧ファーストで見られたようなお席ごとの生花の一輪挿しは残念ながらA380では無くなっていました。
中距離の午前便なので今回は着替えませんでしたが、ロングフライトや日本線でも夜行便ではリラクシングウェアが提供され、マットレスを敷いた本格的なベッドメイクをしていただけます。サービスを比較するなら往復どちらかを夜便で飛ぶのが良いかもしれませんね。
機内エンターテインメント
インフライトエンターテインメントは23インチの大画面。
この10年でホントIFEも一変しましたよね、100以上の映画や150以上のテレビ番組が視聴できるそうです。ヘッドホンはもちろんノイズキャンセラー付き。
メニュー
1回目のお食事は前菜(フレッシュフルーツ・ヨーグルト・シリアル)と、主菜に和食(ハマチの煮付け・ポテトサラダ・ご飯とみそ汁)か洋食(ニラ葱とタイムのスフレ・ソーセージ・キノコのソテー)かタイ風(タイガー海老の雑炊)というチョイス。
2回目のお食事はサンドイッチ、または豚肉入り焼きうどん。他にリクエストでタイ風薩摩揚げと海老団子入りヌードルスープを用意していただけるとのこと。
午前便なので最初の食事にウェイトが寄っており、内容は昔に比べて随分と簡素な印象です。機内でしっかりお食事を楽しみたい場合は48時間前までの事前リクエストが良いでしょう、20種類以上のメインディッシュを選ぶことができます。
機内食
朝食は先にロイヤルファーストラウンジで食べてしまったのでお断りしました。
早朝発や夜発の場合、搭乗後スグのお食事はパスすることがほとんど。歯磨き洗顔が面倒ですし、中距離のフライトなら僕は離陸後すぐに寝てしまいます…
そしていつも通り到着のちょうど2時間前に起こしてもらうことに。
とは言っても時間については日系ほど正確ではないアバウトなこのお国、今回は自分で起きました。リフレッシュメントとしてフレッシュフルーツのサービスから。
メインは 牛フィレのロッシーニ風 Grilled Fillet of Beef Rossini です。
こちらはメニューに載っておらず事前予約機内食としてオーダーしました。お肉の上には大きなフォアグラまで重ねてありなんとも贅沢な一皿、特にソースが美味しい。
ワインは赤を薦められましたが個人的な好みで Chablis を抜いてもらいました。
ファーストクラスでは機内の過ごし方に合わせて食事のタイミングや内容をアレンジできるのがまた良いですね!今回は朝食をラウンジでゆっくりいただき機内では一休み、お食事は降機前のランチとして再構成してみました。
パウダールーム
シップの前方左手に広めのトイレ、パウダールームが設けられていました。
生花が散らしてあるのはTGらしい演出。
リモワのアメニティ
お馴染みリモワのロゴ入りポーチに入った機内アメニティ、色は選べません。
最近のフライトではこのえんじ色のポーチ以外に紺色やピンクをいただいています。果たして全部で何色あるのか気になるところです。
バーラウンジ
シップの前方右手にバーラウンジという名の空間が。
ここは何か面白い使い方ができるのでしょうか?アイデアをお持ちの方がいれば教えてください。
パウダールームとバーラウンジの間にある階段は締め切られていました。
下層は全席エコノミークラスです。
この TG676便 はバンコク08:00発、成田15:50着というフライトスケジュール。折返しの TG677便 は成田17:30発、バンコク22:30着です。2016年の夏季スケジュールでも継続が決まっており、10月29日までは成田発着便でA380が予定されています。僕は国内線に乗継ぐ時に限って成田を利用するので今回は運よく乗れてラッキーでした。
無事、成田国際空港(NRT)に到着。
日本でも地上サービスに力を入れており、預けた荷物はターンテーブルから予め降ろされた状態で最優先で引き渡されます。
タイ航空はレガシーキャリアの中でもファーストクラスのパッセンジャーを大切にする考えが強い航空会社です。スターアライアンスのステータスとは明確に区別しており、すべての面でスタアラGOLDよりF客を優先的に扱う納得のサービス。JALやANAも少しは見習って欲しいですね…
今年タイ航空には他の路線やクラスにも乗っています。
このA380の後方、ビジネスクラスの様子は パリ行きタイ航空A380ビジネスクラス搭乗記 や ロンドン発タイ航空A380ビジネスクラス搭乗記 を、同じ日本路線で別の機材のファーストクラスの様子は タイ航空B747ファーストクラス搭乗記 を参考にしてください。
それでは皆様、どうか素敵なフライトを!
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自分もファースト乗りました!