11.07
本場ポルトガルでいただく「エッグタルト」が幸せ~な甘さ
ポルトガル語で パステル・デ・ナタ Pastel de Nata と呼ばれる小さなお菓子。
カスタードクリーム入りの焼きタルトで、サクサクのパイ生地とほのかなクリームの甘みが絶妙なコンビネーション。Kitagawaも大好きで、日本では エッグタルト Egg Tart と呼ばれて流行りましたね!リスボンが発祥のスイーツで、今でも街角で気軽に食べられます。
リスボン旧市街の目抜き通りであるプラタ通りをブラリ散策。噂通りほとんどのお店に置いてありました!
焼きたてはサックサクで、一杯のコーヒーとともにいただく幸せなひと時。お席で注文するよりお持帰りの方が安かったりしますが、美味しくいただくコツはやっぱりスグに食べること。一口サイズなので、小腹が空いたときにあちこちで食べ比べてみてください。
このパステルデナタというお菓子、ユネスコ世界遺産にもなっているベレンの ジェロニモス修道院 Mosteiro dos Jerónimos が発祥で、少なくとも18世紀には修道女たちによって作られていたそう。そんな歴史があるとは知りませんでした。
初めて販売を始めたのは1837年創業の パステイス・デ・ベレン Pastéis de Belém (ベレン洋菓子店)であり、今でも行列の絶えない人気店となっています。ベレンの町を観光した際にお店の前を通りがかったのですが、あまりにも長大な列で購入を断念しました。でも気になる!次回リスボンに来たらジェロニモス修道院の見学と合わせてぜひトライしてみたいと思います。
黄金色のナタ。
ようやく本場ポルトガルで食べたそれは、油分と甘みが強く、いかにも昔から変わらぬ味という素朴さを感じられました。
ちなみにかつてポルトガルの植民地だったマカオでもエッグタルトは人気ですね。
1980年代に英国人 アンドリュー・ストウ Andrew Stow がリスボンから持ち帰ったレシピにアレンジを加えて売り出したところ評判となり、カフェ・エ・ナタ Café e Nata と ロード・ストウズ・ベーカリー Lord Stow’s Bakery がマカオの2大有名店となっています。
コメント
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日本でエッグタルトというとマカオ風がほとんどですが、代々木公園の近くにある「ナタ・デ・クリスチアノ」はポルトガル風です。半熟の玉子ケーキやチキンパイも美味しいです、本体のポルトガル料理屋「クリスチアノ」はなかなか予約が取れない名店なんですが、ここも結構な人気です。東京にお越しの折は、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
http://www.cristianos.jp/nata/
エッグタルトは通販もしていますが、この近所にオスロの有名なカフェ「フグレン」唯一の海外支店もあるので、一気かつ手軽に欧州の味を堪能できますよ。なお、フグレンはフードの持ち込みOKなので、私はエッグタルトをお茶うけにコーヒーを楽しんでます。
東人さん、こんばんは。
いつもとっておきの情報を教えていただきありがとうございます!
マカオのナタはポルトガルと結構違うんですよね、食べてみて初めて知りました。だいぶ先ですが来年8月に東京に立寄る時間がありますので、ご紹介のお店いずれか行ってみたいと思います。外国人観光客に異様な人気を集めている歌舞伎町のロボットレストランにも潜入する予定です。