リスボンの黄色いトラムがヨーロッパで一番カワイイ！ （ポルトガル）

Kitagawaは乗り物が大好きで、特に旅先ではトラムやケーブルカーに好んで乗車します。ここポルトガルのリスボンで出会ったトラムの色と古めかしさ、その動きの渋さにやられてしまいました！乗り物は揃いも揃ってイエローの車体で、これが不思議と街並みに馴染んでいるのです。とうとうヨーロッパの全ての国を訪れましたが、ぶっちぎりの可愛らしさです！

リスボン旧市街、バイシャ Baixa 地区の突き当たり、コメルシオ広場 Praça do Comércio の前はバスやトラムがひっきりなしに出入りしており乗り物好きにはたまらない場所。車体は真っ黄色、周りの建物も黄色で、一国の首都とは思えないメルヘンチックな光景が広がっています。

トラム
Eléctrico

大きな音を響かせながらリスボンの中心部をちょこまかと走り周るトラム。
2015年現在もこの姿で、健気に市中を往来していました。

すぐにハンガリーの首都ブダペストを走る黄色いトラムが記憶に蘇りましたが、リスボンのそれは三連窓を持つ丸い前面が特徴です。窓の上部が僅かに弧を描いているのも実に優美で、前後左右がシンメトリーのデザインはまったく古臭さを感じさせません。

煤けて読みづらい行き先表示板、点灯しているのかどうかも怪しい前照灯。
広告の類が一切無いのも良いではありませんか。窓を開けっ放しで走っており、ブダペストのトラムより一層レトロですね。

1873年より営業しており、1901年に電化されています。
かつて27あった路線は現在5つまで減っており、12番、15番、18番、25番、28番が残っています。

12番は時計回り、ベレンの塔 があるベレン地区に向かう15番やリスボン旧市街を横断する28番は観光客にも使い勝手が良さそうです。

ヨーロッパの他都市で見られるような新型トラムも見かけました。
幅広で長さもありバリアフリー、きっと今後は置き換えが進んでいくのでしょう。

上の２枚の写真は同じ場所で撮ったもの。
古いトラムの方が良いなぁと思ってしまうのは、やっぱり観光客のエゴでしょうか。

バス
Autocarro

減りゆくトラムに変わってバスが市民の足を担っています。

リスボンには地下鉄も走っていますが、市内交通にはもっぱら外の景色を楽しめる市バスを利用しました。旧市街のバイシャ地区と シェラトン・リスボア・ホテル を結ぶ736番をよく利用しました。

リスボンは坂の多い街で、丘の上とを結ぶケーブルカーも活躍しています。
今回は時間の都合で見に行けなかったので、近いうちに改めてリスボンのケーブルカーにも乗りに戻って来たいと思います。

サンタ・ジュスタのエレベーター
Elevador de Santa Justa

また、町のど真ん中には高さ45mの無骨な鉄塔が建っています。
なんとこれも移動手段らしく、丘の上とを垂直に結ぶエレベーターとのことです。

1902年に作られたもので、サンタ・ジュスタのエレベーター Elevador de Santa Justa として有名な見どころになっています。こちらも今回は外から見るだけになってしまったので、今度リスボンに立寄ったらサンタジュスタのエレベーターに乗って丘の上にも足を延ばしてみたいと思います。

ヨーロッパで最後に残った未訪問国がここポルトガル。
まさかこの地でこんなにキュートな乗り物にたくさん出会えるとは思っておらず…まだまだ旅は止められそうにありません！

2015年, '15 ポルトガル