大人気クロナッツのお店！ドミニクアンセルベーカリー （ニューヨーク）

今日取り上げるのは Dominique Ansel Bakery ドミニク・アンセル・ベーカリー、ニューヨークのSOHOにある小さなペストリーショップです。同店が生み出した“クロナッツ”は毎日行列ができるほどの人気商品で、この夏とうとう日本・東京にもショップがオープン！新しいものに目が無いKitagawaも、一度食べたことがあるのですが…

JALの機内でFIGAROを読んでいたところ、クロナッツが都内で売られ始めておりビックリ。最近立て続けにカフェやらハンバーガーショップが北米、特にカリフォルニアやニューヨークから上陸していますが、そのまま持ってきて果たして日本人のお口に合うものでしょうか？

前置きはこのくらいにして、マンハッタンはソーホーの西の外れにドミニクアンセルベーカリーはあります。
うちの最寄駅はPrince Stですが、メトロのＡ・Ｃ・Ｅ線を使う場合は少し先のSpring St駅で降りて歩いて帰ってくることもでき、ちょうどお店の前を通るのです。

静かな通りにあるペストリーショップで、飾らないシンプルな店構えと店内。
今やガイドブックにも載るほどの有名店ですが、流行りのカフェと言うよりお持帰りメインのベーカリーといった感じ。もちろん店内でいただくこともでき、奥にはテラス席もあります。

人気のクロナッツは朝９時ごろには売り切れるため、手に入れるには頑張って並んでください、とは店員さんの弁。
朝がめっぽう弱いKitagawa、開店と同時に並ぶなんてナンセンスですが（笑）ガンガン雪が降っている日に通りがかったらまだ残っていました！

他のお客さんも「この時間に買えるなんて信じられない」と驚いていたので、これは本当にラッキーでした。
お持帰り用とは別にさっそく店内でも一つ食べてみることに。名前だけ知っていて口にしたことは無かったので、どんなお味なのかワクワクします。

こちらが話題の Cronut クロナッツ とやら。
オーナーシェフ、ドミニク・アンセル氏考案のスイーツで、クロワッサンとドーナツを掛け合わせたクロナッツという名称はドミニクアンセルベーカリー独自の商標です。その名の通り見た目はドーナツですがクロワッサンのように生地が重ねてある代物。手にしてみると、どっしりとした重量感がありました。

一口齧るとザクッとした歯応えと共にシュガーの甘みが口いっぱいに広がります。
もっと軽いものをイメージしていましたが、思った以上にしっかりした生地は硬く、また甘い！とにかく甘い！！いかにもアメリカらしいスイーツですね。しかもここがケーキ屋さんではなくあくまでベーカリーだと認識させられる出来です。

その他の商品も味・食感は見た目から想像するものとは少しずつ違っており、斬新と言えば斬新、ことごとく予想を裏切ってくれます。

ニューヨークでの評価は非常に高く、昨年はベストペストリーシェフとしてアワードも受けているそう。
でも正直そんなに美味しいか？というのが偽りない感想だったり。新しいモノ好きのニューヨーカーや批評家にはウケそうですが、日本で流行るかなぁ。どれも一回食べれば僕は満足かな。

ちなみに僕の周りにいる食通の皆さんは、硬さも甘さも僅かに強過ぎて、日本人にはミスタードーナツのクロナッツの方が口に合うだろう、という意見で一致しております。果たして表参道のショップがどんなクロナッツを出すのか？気になるところではあります。

2015年, '15 アメリカ合衆国