06.10
イビス ロメ センター ホテル ibis Lome Centre (トーゴ共和国)
トーゴ共和国の首都ロメにある Hotel ibis Lome Centre イビス ロメ センター ホテル の情報です。
大西洋に面するロケーションは素晴らしく、大きめのお庭とプールは市中の騒々しさを忘れさせてくれました。ただし建物が古く、水回りやインターネット接続には改善が求められます。
西アフリカは首都と言えども近代的なホテルは数えるほどしかありません。情報を得にくい地域ではありますが、フランスが宗主国だった国では仏資本のホテルグループ Accor Hotels が僅かながら Mercure、Novotel、ibis などを展開しており、他のチェーンがまったく進出して来ない西アフリカにおいて重宝します。
Kitagawaはアコーのロイヤリティプログラム Le Club のメンバーになっていることもあり、西アフリカでは同ブランドを第一候補にホテルを選んでみました。
Hotel ibis Lome Centre
場所はロメ市街から海岸沿いを西へ1kmほど。たった1kmでも随分と周りが静かになります。
ギニア湾に面する大型のホテルで、ビーチ側の高層階からは素晴らしい景色を楽しめました。トーゴでは6階建てでも立派な高層ホテルです。
海が見えるお部屋をリクエストすると追加料金がかかるようです。
客室数は108、ルームカテゴリーはありません。
お部屋の様子です。
老朽化した建物ながら床など目につく部分は近年リノベーションされたようで清掃も行き届いていました。
問題はWi-Fiの速度がとにかく遅いところですね。
Skypeでの会話はまったくできず、メールの送受信すらイライラする程のスピード。多くのゲストが口コミでビジネスでの宿泊には耐えられないレベルと評しています、インターネット接続を重要視される方はご注意を。
バスはシャワーのみ、ドライヤーは壁掛け式と、欧州のibisと変わらない仕様です。
水回りもリノベーションされてはいますが、配管が細いのか排水に時間がかかりました。
すべてのゲストルームにはベランダが付いているのでお外に出られます。
高層建築がほとんどない長閑なロメの街並み。駐車場は無料です。
宿泊料には朝食が含まれており、1階の奥にあるカフェにてバッフェをいただけます。
僕の好きな Jus de Bissap(ハイビスカス・ジュース)もありました。
アフリカのホテルではよく見かけるドリンクで、清涼感を楽しめます。
ここは夜、バーにもなります。
ビールくらいは飲めますが、きちんと食事を取りたい場合はお庭にあるレストランまで歩いて行かなければなりません。
こちらがそのレストランで、オープンエアーの作りです。
味にはクセが無く美味しくいただけました。スタッフの対応も好感が持てるもので、夕食を取るビジネスマンで賑わっていました。
残念だったのはドリンクで、メニューに載っていながら白ワインは品切れ、赤ワインを頼んだら冷やされたものが出てきたり…かつてフランスの植民地だったとは思えない有様です。
ディナーはセットになっていて、どのように組み合わせても 6,500セーファーフラン(約10ユーロ、ドリンク別)でした。
お庭は贅沢にスペースが取られており、緑がいっぱい!
ホテルの前の通りを西に2kmも行けばお隣のガーナ共和国と接するアフラオ国境です。国境越えについては ロメからアクラまでの行き方 のページをご覧ください。
日差しの強いトーゴですが、日中はプールサイドで寛ぐゲストも多くてびっくり。
ロメにおいてプール付きのホテルはほとんどなく、他には Mercure Lome Sarakawa Hotel くらいだと思います。
ホテルの前は通りを挟んでビーチになっていますが、波が非常に高いうえに強盗も頻発しているそうなので、海での遊泳やビーチの一人歩きは厳禁です。外務省や米国務省から注意喚起が出ているほか、ホテルのキーカードにも警告がありました。もしビーチで泳ぐならリゾート感いっぱいの Coco Beach ココビーチ に足を延ばすのがオススメです。
上の写真で右にあるとんがり屋根の建物がホテルのレストランですよ。
支払いにアメリカンエキスプレスは使用不可、ビザ・マスターカードのみの対応。インターネットで事前決済していても、宿泊税 1人1泊当たり 1,000フランは現地で支払いとなります。(どこのホテルでも同様・同額です)
今回は直前の予約のためラックレートでの宿泊となり、1泊当たり 65,000セーファーフラン(約100ユーロ、宿泊税1,000フラン込み)でした。ibisなので入口にも料金が出ていますね。
ホテルの選択肢が少ない西アフリカなので細かいところには目をつぶりますが、インターネットだけでも改善していただきたいところ。緑溢れるプールや大西洋の眺めはしばしブラックアフリカの喧騒を忘れさせてくれるのに充分、水着と日焼け止めをお忘れなく。
なお、後日改めてロメで泊まった時は少し慣れたこともあって グランマルシェ の雑踏で見つけた中級ホテル Hotel Magnificat を利用してみました。また来ることがあれば、次は同じアコー系ホテルの Mercure Lome Sarakawa Hotel にも泊まってみたいと思います。
Hotel ibis Lome Centre
ロメ中心部から1km、Zem(バイクタクシー)で100~200フラン。ガーナ国境のAflaoから2km、Zemで100~200フラン。ロメの空港から8km、車で約10分。ホテルの無料送迎サービスがあるものの、忘れて迎えに来ない場合あり。
【住所】 Avenue du Général de Gaulle, Lomé, TOGO
【TEL】 +228 222 12485
【FAX】 +228 222 16125
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