02.19
モンブランの絶景を見にロープウェイでエギーユ・デュ・ミディの展望台へ (フランス・シャモニ)
フランスのローヌ・アルプ地方にあるモンブラン山麓の町、シャモニ。
ケーブルカーに乗って標高3,842mの エギーユ・デュ・ミディ Aiguille du Midi の頂上まで一気に登ることができるのでお天気の良い日に出掛けてみました。これはとんでもないロープウェイですね!着いたそこは氷点下の世界、美しい雪景色を見られます。
シャモニ Chamonix はモンブランの北側にある山あいのリゾート地で、冬はスキー、夏はハイキングで人気の町。ロープウェイによる観光ができるので軽装の観光客も多く、下の写真で右の山がエギュイユデュミディです。
路線図
以下にフランス側のロープウェイの路線図を示します。
展望台から先もケーブルカーがつながっており、イタリアとの国境となる標高3,462mの エルブロンネ・ピーク Pointe Helbronner まで足を延ばすのもオススメ!この日は残念ながら強風のためエルブロンネ展望台への区間は運休と表示されていました。
さらに先のイタリア側もゴンドラやリフトが クールマイユール Courmayeur の町まで続いています。もし国境を超えるなら運行状況の確認とパスポートをお忘れなく。
僕らはイタリアとフランスの間を モンブラン・トンネル Mont Blanc Tunnel を使って行き来しました。
料金
頂上までの運賃は大人の往復で2016年現在 58,50 €、2018年現在 61,50 €。
家族で子供の人数が多い場合にお得となるFamily Packageも用意されていました。
エギーユデュミディ ケーブルカー
Téléphérique de l'aiguille du Midi
ロープウェイ乗り場はシャモニの駅やバス停、パルマ広場、登山電車のモンタンヴェール駅から700mほど西にあり徒歩15分。僕らは車で来ており、幹線道路のRoute Blancheにある大きな有料駐車場を利用しました。パーキングから歩行者用トンネルを潜るとスグに乗り場なので便利です。
何と言っても重要なのは天候ですね!雲一つない晴天に期待が高まります。
当日その場でチケットを買いましたが、ハイシーズンの夏は混むようなので日程がタイトなら事前に予約した方が良いかもしれません。
チケットを買ったら搭乗の順番が電光掲示板に表示されるまで待ちます。
番号が表示された順に乗るので写真のように乗り場の前に並んで待つ必要はありません。
シャモニの山麓駅を出発するゴンドラ。
この場所の高さは既に1,030mあり、書かれている3,842mは展望台、4,810mはモンブランの標高です。
動画
ロープウェイは70人乗りで、中間駅まで約8分で登ります。
一番前に乗れたので窓の隙間から景色を覗けました。動画をYouTubeにアップしたのでご覧ください。簡単な解説も文字で入れてあります。
立ったままぎゅうぎゅう詰めなので、できる限り窓の近くに寄りたいですね。
シャモニの町を後にし、凄い勢いで標高を上げて行きます。
支柱を通り過ぎるとゴンドラが前後に大きく揺れてビックリしました!
周りも驚いて声を上げている様子が動画にも入っています。
足元にはスキーヤーの姿も見えました。
片道チケットで登ってスキーで滑り降りてくることも可能なのでスキー板を担いで乗っている人も2割くらいいました。シャモニでスキーを楽しむなら町の北側にコースが集まっています。
プラン・ド・レギュイユ
Plan de l'Aiguille
途中にある プランドレギュイユ Plan de l'Aiguille に到着、標高2,317mです。
急激に空気が冷たくなりました!ここでロープウェイを乗り換えます。
もし外に出て雪のうえで写真を撮るならこのプランドレギュイユ駅がオススメです。
頂上まで行くと凍える寒さと空気の薄さに加えてアイゼンが無いと安全に展望台から出られませんので。
エギーユ・デュ・ミディ
Aiguille du Midi
ここから先、頂上までなんとロープウェイの支柱が1本もありません!
標高差は1,460mもあり、時速40kmのスピードで登って行きます。
振り返るとアッと言う間に小さくなった中間駅。
見上げると恐ろしい場所に建つ展望台。
ぐんぐん近づいてくるエギュイユデュミディの山頂駅、標高は3,777mです。
ゴンドラを運ぶ2本のケーブルが見えますか?
絶壁に沿って頂上に着く直前。
ケーブルが目を疑うほど急な角度になっており、体感的には垂直に登っているような気分でした。
約10分の空中散歩。ヨーロッパの最高峰、モンブランを正面に臨む展望台に到着しました。
富士山の山頂より高いとあってとにかく寒い、そして風が強い!夏でも防寒具は必須です。頂上から見渡した絶景や迷路のような展望台の作りについては エギーユ・デュ・ミディ Aiguille du Midi のページをご覧ください。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。