2025
07.21
ホウマの潮吹き穴 Mapu'a Vaea Blowholes

ホウマの潮吹き穴 Mapu’a Vaea Blowholes(トンガ王国)

太平洋はトンガ王国のトンガタプ島。その太平洋岸には5kmに渡って100近い穴から18mもの高さの海水が噴出する一帯があります。荒波によって水柱が吹き上がるという マプア・ヴァエアのブローホール Mapu’a Vaea Blowholes を見に、ホウマ村へと向かいました。

文章で説明を聞いてもイメージが湧かないと思うので、まずは動画を掲載します。
水が吹き上がる次のタイミングをじっと待つもどかしさも含めて伝わるように長めの尺でアップしました。

ガイドさんによると風や波の強さによって勢いに違いがあり満潮のときが最大とのこと。その高さはときに30mに及ぶこともあるそうです…そうは言っても訪れたのは雨季なので、雨が降らなかっただけで良しとしました。

マプア・ヴァエア・ブローホール
Mapu’a Vaea Blowholes

荒波が岩に弾けているわけではなく、サンゴの岩礁に開いた穴を通って海水が吹き出しているようです。地元の人たちは水柱が上がるときに海岸から笛のような音を聴いて「ヴァエアの笛 Mapu’a Vaea」と呼ぶようになったのだとか。ちなみにヴァエアという名前はホウマ村の首長であったヴァエア家のことだと解説が出ていました。

Mapu'a Vaea Blowholes

Mapu'a Vaea Blowholes

延々とブローホールのある岩礁が連なっています。
吹き出す水に驚いたというよりは、そんな不思議な海岸がはるか彼方まで続くスケールのほうに圧倒されました。トンガは大自然を感じさせる場所が多いのですが、その中でも特に荒涼とした眺めに感じられます。

Mapu'a Vaea Blowholes

一方で、幾重にもなった棚状にたまる水は澄んでいて美しい。
思わずここで水着に着替えて水遊びをしたくなりますが…この後ビーチにも連れて行ってもらえるので我慢しました(笑

マプア ヴァエア ブローホール

周辺の様子。
村にも海岸にも飲食店の類は一切無いので飲料水などをお忘れなく。

ホウマの潮吹き穴

Mapu'a Vaea Blowholes

オーストラリアやサモアのサバイイ島、ほかにはテニアン島やハワイなどブローホールが見られる有名なスポットはいくつかありますが、噴出孔の多さと海岸の規模感でいえばここトンガタプ島が太平洋で最大規模だと思います。ここまで来る人はそうそういませんからね!トンガを訪れたら必ず出かけてみてください。

行き方

首都ヌクアロファ Nuku’alofa から14km、車で片道30分くらい。ホウマ Houma の村からあぜ道を通ってトンガタプ島西岸に出れば着きます。
Kitagawaは島内のすべての観光名所を一日で一気に廻るためにチャーター車を手配しており、予め日程に組み込みました。このホウマの潮吹き穴だけを単純往復するならローカルバスで来られなくもありませんが、トンガタプ島の道や交通機関は整っているとはいい難い状況なので、自力での見学は時間に余裕がある熟練のバックパッカー向けだと思います。島内の見どころは トンガ旅行記トンガタプ島観光 のページにまとめる予定です。

マプアヴァエア ブローホール
Mapu’a Vaea Blowholes

トンガ王国トンガタプ島、Houma村付近

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2025年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を18432枚と心に残った体験を1175件公開しています。(2025.07.24)

2025年, '25 トンガ

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