08.11

未来都市、アスタナ観光(カザフスタン共和国)
カザフスタン共和国の首都 アスタナ Astana に滞在中です。驚くほど近未来的に整備され、至るところにユニークなモニュメントが点在するデザイン都市。アスタナ市内観光でみつけた見どころを紹介します。
1997年にアルマトイから遷都されたカザフスタンの首都、アスタナ。人口は140万人で、カザフスタンにおいてアルマトイに次ぐ第二の都市、中央アジア全体でも第三の人口を擁しています。
今日の朝便でカザフスタンを発つ予定でしたが…キルギスに向かう飛行機が大幅にディレイをかましてくれたので、現地のホテルから主な観光名所の写真をいくつかアップしてみます。




ヌルスルタン・ナザルバエフ国際空港
Nursultan Nazarbayev International Airport
アスタナ空港は黒川紀章さんの設計で、カフェやATMなどが整う近代的なエアポート。
写真の右手に駅の建物が一部写っていますが、たびたび工期が延長されている Astana Light Metro が開業すれば市内へのアクセスが簡単になりそうです。
空港から市内まで
アスタナは空港が市内に近く、LRTが開業するまではタクシーが便利。
配車アプリのYandex Goを利用したところ、空港から市内まで 2,290テンゲ(633円)でした。Yandex Goはカザフでクレジットカード決済がうまくいかないという口コミが多いようで、空港で現金を入手しておくと安心です。ATMは手数料不要で現地通貨を引き出せました。
シェラトン・アスタナ・ホテル
Sheraton Astana Hotel
宿泊先に選んだのは市街のど真ん中にある シェラトン・アスタナ・ホテル Sheraton Astana Hotel です。プールやサウナもあり、隣接する Abu Dhabi Plaza には夜遅くまで営業しているスーパーマーケットも入っていて重宝しました。ホテルの裏手に Astana Light Metro の駅があり、運行されれば空港との行き来や観光にも便利だと思います。
アスタナの見どころ
アスタナをひとことで言えば、広大な土地を贅沢に使って斬新なデザインの建物を幾何学的にレイアウトした未来都市。町の眺めそのものが見どころの一つと言えるでしょう。アスタナの基本設計を故・黒川紀章さんが行なったことでも知られています。
バイテレク
町のへその位置、ホテルの近くにあった記念碑。高さ105mで、地上97mに展望台があります。
独立広場とカザフ・エリ記念碑
Kazakh Eli Monument
アスタナの中心ともいえる独立広場。
その中央に建つ記念碑は独立の年にちなんだ高さ91mで、頂上の鳥はシームルグ。台座にある4つのレリーフ、国民と大統領、勇気、創造、未来も見逃せません。
独立宮殿
Palace of Independence
広場に面するガラス張りの建物で、国家行事やフォーラムなどに使用されるそうです。2008年オープン。
平和と和解のピラミッド
Palace of Peace and Reconciliation
奇抜で無機質なピラミッドが目を惹きました。
宗教指導者会議のために造られた建物で、中はオペラホールやギャラリーになっているとのこと。
ハズレット・スルタン・モスク
Hazrat Sultan Mosque
2012年竣工、カザフスタン最大のドームをもつモスクで、5,000人以上を収容できるそうです。
装飾はカザフスタンの伝統様式を踏襲しつつも、ミニマルな色遣いのせいかとてもモダンに感じられました。
カザフスタン国立博物館
National Museum of the Republic of Kazakhstan
7つの建物で構成されており、展示・解説ともに非常に充実しています。
ソビエト時代からカザフスタン独立までの歴史、アスタナの巨大な模型、恐竜の化石、黄金の軍服などのコレクションは必見。各国の国立博物館を訪れましたが、中央アジア一のミュージアムだと思います。
カーン・シャティール
Khan Shatyr
最後に紹介するのはアスタナ中心部のやや西寄りにあるショッピングモール。
カジュアルなブランドやファストフードが多く入っており、週末は家族連れで賑わっていました。
これら以外にも一般のオフィスビルやホテルも凝った意匠のものが多く、建築好きの方は楽しめること間違いありません。そして写真では伝わらないことですが…めっちゃ涼しい!真夏の8月半ばとは思えない快適さで、朝晩は冷えて長袖が必要なほどでした。市内には緑があふれ、噴水や彫刻なども点在しておりお散歩には最高です。中央アジアの喧騒や夏の暑さに疲れたときに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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