2014
11.20

HONDA工場見学会

asimo アシモ HONDA

Kitagawa@Japan です、こんにちは!今日はホンダの工場見学に行ってきました。
世界のHONDAの基準となる鈴鹿製作所の生産ラインは圧巻、モノづくりの現場がこれほど面白いとは。今回は株主視察会という形でご招待いただきました、本物のasimoも初めて見れましたよ。

場所は三重県にある鈴鹿サーキットのすぐそば。
普段僕はトヨタ車に乗ることが多いのですが、今日ばかりはホンダの車で出かけます。近年は北米以外でハンドルを握る機会も少なく、久しぶりのドライブを楽しめました。

ホンダ株主視察会

参加者はほとんどがリタイヤされた感じの大先輩たち。僕もそう若くはありませんが、周りとは倍くらい年が離れているようで、どう見てもぶっちぎりの若造でした。株主限定ってことに加えて、平日の真昼間に片田舎での開催ですからね…常識的に考えてまともな30代の男性は来ないでしょう。

創業者、本田宗一郎の貴重な演説のビデオをはじめ、工場長の挨拶からスタート。
さすが慣れていると感じられる軽妙なトークながら、株主向けの情報もちらほらと。テーブルにもカタログが配られており、恥ずかしながらHONDAがどのようなクルマやバイクを生産しているのか今日初めて知った次第です。

ホンダ工場見学会

鈴鹿製作所はエンジンやボディの生産から各パーツの取付け、完成車に至るまでの一貫した生産ラインを持っており、世界のHONDAの工場の基準にもなっています。2つあるラインはそれぞれ2階建てになっていて、まるで迷路のようなコンベヤーやドロップリフトに乗って車体や部品がぐるんぐるん回っています。ロボットは42秒間隔、人間は45秒間隔でタクトが組まれているそうです。

面積は東京ドーム19個分。敷地が非常に広いため見学はバスに乗って工場間を移動します。
現在ではNシリーズをメインに作っており、年間50万台を生産。タイでお馴染みのJazzも作っているのだとか。

HONDA工場見学

まずは溶接工場の見学から。2,500か所にも及ぶ溶接を300台のロボットが全自動で行なっているそうで、一度に4本のロボットアームがぶつからないように同時に作業する様は見ていて面白い!ときどきこちらに火花が飛んできたりして、株主からも声が上がります。工程に合わせてユニット化されたパーツを手作業でも取り付けていました。

続く車体組立工場は人手による作業も多く見られ、安全と精度を保つための様々な工夫について説明していただけました。上階から降りてきたドアーがぴったりボディに取り付けられたり、何種類ものねじを自動で選別してタイヤを取り付けたりと、徐々にクルマが出来上がっていきます。一つ部品がずれたりしないんでしょうか?しないんでしょうねぇ。
残念ながら工場内の撮影はできませんでしたが、作業服姿のエンジニアの皆さんがとても恰好よく見えました。Kitagawa、制服に弱いんですよ…(笑

asimo アシモ

その後はホンダのロボット asimo アシモ のパフォーマンスを見学。
意外に小さいんですね!それでも走り回ったり歌を歌ったりボールを蹴ったりと僕よりよっぽど高い運動能力を備えています。実は本物を見るのは初めてで、ビデオも撮ってみました。

午後1時半から始まったホンダの工場見学会はアシモの挨拶でつつがなく終了。日本のモノづくりの技術や思いを間近に感じることができて、有意義な一日になりました。僕自身、海外に工場を建てたりしていますので、今日は感じるものがたくさんありました。

見学中に被っていたN Boxのキャップや特製キーホルダー、伊勢名物の赤福餅などのお土産をいただき帰路に着きます。無駄のないイベントの進行や会社として意味のある手土産に、株主としても好印象です。ホンダの皆さん、お世話になりました!

ホンダ鈴鹿製作所 株主視察会

鈴鹿製作所では個人の見学を受け付けていませんが、株主向けの視察会を毎年行なっているようなのでチャンスがあればぜひ申込んでみてください。とても面白く、見る価値は非常に高いと思います。

ところで、株式投資をされている方は昨年からのアベノミクスの恩恵がかなり大きいのではないでしょうか?
僕はかれこれ20年、高校生のころから株式投資をしています。ITバブルやリーマンショックなどの経験を経て、現在は誰もが知る一流株の長期保有をメインにしています。株で生計を立てている訳ではありませんので額も小さく気楽なものですが、企業を応援したり経済成長の勢いを感じるには株を持ってみるのが一番だという思いは昔も今も変わりありません。

本田技研工業 鈴鹿製作所

【住所】 三重県鈴鹿市平田町1907
【TEL】 059-378-1212
【URL】 www.honda.co.jp/suzuka/

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.03.29)

2014年, '14 日本

コメント

    • 東人
    • 2014年 12月 03日

    アベノミクス・エピソードⅡ「格差社会の攻撃」がもうすぐ封切りですね。

    ムーディーズの日本国債格下げをスルーして、日本株が意外に盛り上がっていて、ちょっと驚きです。株価よりドル高のピッチが早いので、ドル建てで日本株インデックスETFを買ってみることにしました。猫と同じでほったらかしでいいので、不精な私に向いているんじゃないかと思いまして。

    • kitagawa
    • 2014年 12月 03日

    先進国の中では大したジニ係数でも無いので、日本の格差なんてまだまだ大したこと無いと思うのですが…
    大きな声では言えませんが基本的に格差も増税も原発も、米軍の基地すらも賛成なKitagawaです、こんばんは。

    ところで、日本株インデックスをドル建てて買えるんですか?日本の証券会社では円建てでしか取引できないものとばかり思っていました。
    こちらは現在の株高なうちにさっさと利益確定の売り注文を出さないと…というところです。選挙近いですし、年末ですし。

    • 東人
    • 2014年 12月 06日

    日本の場合、教育程度も勤勉さも比較的均一なのに、所得や資産に差が付いてしまうんですよね。
    米国や新興国だと、そもそも働かないし学ばないという人が貧困層だという印象です。
    まあ、タイとかなら貧乏でも飢え死にはしませんけどね。

    日本でもネット証券が米国ETF(つまりドル建て)のなかで、MSCI Japan Indexに連動するiSharesをたいてい扱っています。そもそも機関投資家用のインデックスですね。
    これは値動きはN225より相当マイルドなので、Wisdom Tree社の日本株ETFの方がTOPIXやN225っぽい動きをします。
    とはいえ、外国で暮らしていれば、現地の証券会社でアバディーンとかフィデリティのドル建て日本株投信を買うという手が王道かも。
    自分としては、選挙後~クリスマスの間が、日本株の売り頃かなと思ってます。

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