03.23

こだわりのお酒と料理を楽しめる、フィジーエアウェイズプレミアラウンジ(ナンディ国際空港)
たびたび利用しているナンディ国際空港(NAN)の フィジーエアウェイズ・プレミアラウンジ Fiji Airways Premier Lounge。ポリネシアの島国を旅するときに欠かせないハブ空港なので、トランジットの合間にここへ立ち寄るのがささやかな楽しみになっています!
一杯のコーヒーからカクテルまで、心満たされるラウンジ体験
ラウンジの場所や行き方、中の様子はページの後半に譲り、まずはフィジーエアウェイズのビジネスクラスラウンジで最も気に入っているバーからご紹介。朝から晩まで陽気なスタッフが常駐し、エスプレッソ系のコーヒーから洗練されたカクテルまで、オーダーに応じて丁寧に作ってもらえます。さすがフィジーと思わせる温かなホスピタリティが心地よく、もしバカンスの帰りなら最後の余韻を楽しむのに十分なサービスを体験できます。
カクテル
フィジー航空オリジナルのカクテルでしょうか?トンガに向かう深夜便 の出発前、バーテンダーがシェーカーを振り、スノースタイルのグラスに美しく仕上げてくれました。本格的な味わいはもちろん、見た目の華やかさにも気分が上がります。
バヌアツ行きのフライトが少し遅れたときには、フィジー産ラムを使ったカクテルを出してくれました。パイナップルの爽やかさに、ほんのり甘いココナッツのような風味が重なり、南国らしさ感じる絶妙なバランス。お代わりして材料を聞こうと思っていたら…ちょうど搭乗開始のアナウンス。名残惜しさを感じつつ、最後の一口を堪能しました。
フィジーエアウェイズ プレミアラウンジ
Fiji Airways Premier Lounge
営業時間は午前5時から、フィジー航空の最終の定期便出発まで。
ポリネシアの旅行では何度も使うことになるフィジーエアウェイズで、今回は合計6便に搭乗しました。特にマイナーな路線では深夜や早朝の出発も多いので、ここで食事をとったりWi-Fiの環境を気にせず過ごせるのは心強いですね。初めて組んでみた旅程は フィジーエアウェイズの翼でポリネシアの島国4か国へ のページに掲載しているので、興味がある方は参考にしてみてください。
座席数は200席あります。
北米便が出発する夜は満席近くまで混み合うこともありますが、それ以外の時間帯は比較的ゆったりと過ごせました。
ラウンジ内には大型スクリーンが設置されており、スポーツの試合やフィジーエアウェイズのイメージビデオが流れています。
また、ラウンジの最奥には照明が一段階落とされたリラックススペースがあり、長時間のトランジットの合間に休息を取る人の姿も見られました。
何かのトロフィーも展示されていました。
プレスリリースによると、フィジー航空はオーストラリアのナショナルラグビーリーグの公式パートナーを務めており、ラスベガスリーグへトロフィーの移送を担ったそうです。
フィジーエアウェイズの運航状況。
ここに表示されている行き先だと、メルボルン以外はすべて訪れたことがあります。驚いたことにブリスベン線が欠航…ちょうどサイクロンの時期で、もし今回の旅程が一週間早かったら、僕が乗るカンタス航空も欠航にあたっていました。
ダイニング
用意されている食事はどれも手が込んでいて、しっかりと食べ応えがあります。しかも、どれも美味しい!常にスタッフが補充や整理を行なっているため、いつ訪れても整然とした状態が保たれていました。
食事の提供は、朝食が午前5時から、ランチが午前10時から、夕食が午後4時から。公式サイトに詳しいメニューが掲載されており、そのままの内容で提供されていました。フィジー航空はF&Bにかなり力を入れているようで、ダイニングの料理やサービスにもこだわりが感じられます。
www.fijiairways.com/en-us/experience/fiji-airways-premier-lounge/lunch
メキシカンローストチキン
このチキンはめっちゃ美味しいです!
グアカモーレやサワークリームまで用意されていて本格的、専門店レベルの旨さでした。
ローストビーフサンドイッチ
僕は食べていませんが、このサンドイッチはみんなが手に取っていたので人気のようです。
サラダ
トランジットホテルとして利用した空港前の トカトカ・リゾート・ホテル Tokatoka Resort Hotel は朝食が別料金だったのでラウンジで朝食にしましたが、大正解でした!
フンムス
これもバシバシと食べまくってしまいました。
クミンのフンムスにはフィジーのお芋であるKumalaも加えてひと工夫されています。
デザート
来るたびに内容が違うデザートもお楽しみ。
特にパパイヤが出ていたら個人的には“当たり”の日、甘くていっぱい食べちゃいました!
Fiji Bean Cart
ダイニングの片隅に置かれているこのワゴンも面白い。
フィジーの市場やバスターミナルに出ている豆菓子のカートを模しており、歴史的には1900年代初めにインドからやってきた商人や職人によってもたらされたのだとか。なかなか懐かしい味がして、ビールやワインのおつまみにも良さそうです。
場所・行き方
最後にフィジーエアウェイズプレミアラウンジへの行き方です。
まず、免税店の辺りにある階段またはエスカレーターで下へ降ります。毎回一瞬迷うんですが、降りたらぐるっと右に折り返してエスカレーター横の細い通路を直進します。そのまま進んでいくと、左手にエントランスが見えてくるはずです。
少し分かりにくい場所にありますが、落ち着いた空間で快適に過ごせるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
ちなみに一般の待合いスペースはこんな感じ。
ナンディ国際空港はフィジーが目的地の人よりトランジット客のほうが圧倒的に多く、この写真のように空いていることは稀です。
また、空港全体で提供されている無料のWi-Fiには時間と容量の制限があるため、長時間のトランジットとなると厳しい場面も。やはり、快適に過ごすためにはラウンジの利用が必須だと感じます。
www.airportsfiji.com/airport_internet.php
JALのステータスは使える?フィジー航空ラウンジの利用条件
フィジーエアウェイズは2024年からワンワールドにコネクトパートナーとして参加しています。しかし、現時点ではJALの会員番号やステータスは予約やボーディングパスに反映されず、マイルの積算も不可となっています。試しにラウンジの受付でワンワールドのカードを提示してみましたが、JALの番号は通りませんでした。ただ、結果だけを書けばカードの提示によって毎回ラウンジを利用できており、これまでのところ断られたことはありません。
とはいえ、帰国後にレギュレーションを確認すると、厳密にはカンタス航空のメンバーを除いてエコノミークラスのパッセンジャーは利用対象外の可能性が高そうです。実際に、ほかの空港のラウンジで「JALのステータスはカンタスに対して有効だが、フィジーに対しては使えない」と明言されたケースもありました。そのため、ここはあまり深追いせずに、試しに覗いてみるくらいのスタンスが無難だと思います。
なお、ワンワールドの公式発表では2025年中にもフィジーエアウェイズはワンワールドの正式加盟航空会社となる予定です。今後さらに連携が強化される見込みで、期待して見守りたいと思います。
※フィジーエアウェイズプレミアラウンジはプライオリティパスで入室可能です。お持ちの方は、そちらを利用するのがスムーズでしょう。
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