02.02
SJAVARGRILLID (アイスランド料理レストラン)
アイスランドに滞在中、現地で非常に高い口コミ評価を集めているレストランが目に留まりました。地元で採れたシーフードをメインに出す「Sjávargrillið(Seafood Grill)」です。
いったいどんなお料理で僕らを感動させてくれるのでしょうか?
Sjávargrillið (Seafood Grill)
場所はアイスランドの首都レイキャヴィークの中心部。
街のシンボルでもあるハットルグリムス教会の正面坂道の中ほどにそのお店はあります。
シェフのGústav Axel氏は「chef of the year 2010」に選ばれるなど、今アイスランドで注目を集める若手料理人のお一人。訪れた2013年は、トリップアドバイザーでも1位という高評価でした。
(ちなみに2013年はブルーラグーンのシェフが受賞しています。)
店内は黒を基調としつつ、スキー板が飾ってあったり、国内の流木を配したりと、どこか家庭的な雰囲気も。
テーブルがちょっと狭いかな…という気はしますが、気さくなスタッフの気配りも行き届き、気取らずくつろげるお店です。
店頭にはコースが5種類掲示されていました。価格帯は5,600~8,700アイスランドクローナ。
パフィンが含まれていることもあって、「Grill Taste of Iceland」という 1人7,900 kr.(6,810円)のコースをお願いしました。
一皿目はアイスランドのロブスターとゴールデンピーチ。
なるほど、どうやら新しさで評価されているお店のようです。アイスランドの郷土料理というより、現地の素材を使ったフュージョン、という表現が適切に思えます。ソースも斬新で、組み合わせの妙を楽しませるお料理です。
続いて三種盛り。パフィンのグリル、ヨーロッパヒメウのスモーク、そしてミンククジラです。
ディルが載っていたり、ヘーゼルナッツを散らしてあったりと、見た目や食感にも遊び心が。僅かに臭みも残っているので、量も少なめで丁度良い感じです。アイスランド珍味の三連コンボ、2皿目では味より珍しさを楽しませていただきました。
ちなみにパフィンと言うのはアイスランドの国鳥です。今回は時期が合わずに実物を見られなかったのですが、ぬいぐるみの写真をパフィンのページにアップしてあります。あんなに可愛らしい小鳥を食べるなんて信じられない…と言うのは、予約を取ってくれたホテルのレセプショニストの弁。アイスランドと言えども、誰もが口にするものでもないようです。
さて、メインは子羊のグリル。部位は、足、スネ、肩肉のコンビネーションです。
付け合わせに、ポテト、ルタバガ、オニオンを添えて。見かけによらずボリュームがあって、すっかり満腹になりました。ブレッドもなかなか美味しかったです。
最後のデザートはGusti’s Chocolate Explosion(チョコの大爆発)と、なかなか激しいネーミング。
スキール Skyrという、アイスランド独特のヨーグルトが使われているそうです。
今回はコースをいただきましたが、アラカルトのメニューも充実しているようです。
ただし評判によると、ここのお寿司のシャリは日本人の口に合わないようなのでご注意を。余談ですが、アイスランドのスーパーマーケットではお寿司コーナーが人気を集めており、値段も安くてお手軽です。ただしスーパーは郊外にあるので、車がないと行くのが難しいかな…
こちらでお食事をしたのは、アイスランドを発つ数日前。
魚介類をシンプルに味付けした郷土料理はそれこそ毎日のようにいただいていたので、最後に話題のシェフのお店でモダンなお食事ができたのはよい記念になりました。
2011年のオープン以来、観光客からは高い評価を集めています。レストランのそれほど多くないレイキャヴィクにおいて、こういう個性派レストランは貴重な存在。街の中心部にあってアクセスもしやすいので、アイスランドに旅行される方は一度覗いてみてはいかがでしょうか?
Sjávargrillið
【住所】 Skólavörðustíg 14, 101 Reykjavík, ICELAND
【TEL】 +354 571 1100
【URL】 www.sjavargrillid.com/
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