2025
08.28
ウズベキスタン鉄道 タシケントからサマルカンド

ウズベキスタン鉄道の新幹線アフラシャブ号に乗車(タシケント→サマルカンド)

観光地が点在するウズベキスタンは鉄道旅行がおすすめ。首都タシケントから人気の観光地サマルカンドまで、ウズベキスタン鉄道が誇る“新幹線”に乗車してみました!

アフラシャブ号ならタシュケントからサマルカンドまで2時間半

タシュケントからサマルカンドまでの路線を以下の地図に 赤線 で示しました。
300km超の距離を2時間半で結んでいます。

ウズベキスタン鉄道の予約は早めに!

切符はウズベキスタン鉄道の公式サイトからオンラインで購入できます。
eticket.railway.uz/en/home

以下はタシケント発サマルカンド行きの検索例で、Afrosiyob(アフラシアブ、アフラシャブ、アフロシヨブ)と表示のある便がいわゆる新幹線です。まだ編成の数が少なく、午前中は6:30、7:21、7:52発の3本のみ。そのため速い列車は満席になりやすく(特に上のクラスや並びのシートに座りたいなら)旅程が決まり次第早めにご予約を。旅行の一か月前にもかかわらず一等車のBusiness classは残り数席になっていました。

ウズベキスタン鉄道 予約

7:52タシケント発、10:22サマルカンド着のアフラシャブ号を予約。
運賃は1人当たり 396,000スム(4,528円)でした。

タシケント・ブハラ高速鉄道
Tashkent-Bukhara high-speed rail line

2011年にタシケント・サマルカンド高速鉄道として開業し、2016年からはブハラまで延伸されたタシケント・ブハラ高速鉄道。全長600kmを最高速度250km/hで走行しています。
今回はこのうち、タシケントからサマルカンドまでの区間に乗車します。

タシュケント駅
Tashkent

駅に比較的近い コートヤード タシケント Courtyard Tashkent に滞在していたのでタクシーで駅へ向かいました。正面から駅舎には入れず、建物の左手でセキュリティチェックを受けて構内に入りました。

タシケント駅

太陽光で非常に見にくい発車案内。
乗り場を係の人に尋ねたら、今いる列車が出た後に来る列車だから間違えないようにと言われました。すべての便が同じプラットホームから出発するのかもしれません。

サマルカンド行き 鉄道 時刻表

駅構内にはトイレ(無料)のほかカフェや売店も営業していました。

タシュケント駅

タルゴ250系
Talgo 250

車輛はスペインに発注されており、Renfe 130系をベースとした Talgo 250系。先端部の特徴的な形から、鉄道ファンからはアヒルさんって呼ばれることもあるのだとか。ボディの横にもロゴが入っていました。

アフラシャブ号 Afrosiyob

Talgo

一等車(VIP)
Business Class

一等車の Business Class と二等車の Economy Class があり、せっかくなので一等車にしています。駅構内の改札は機能しておらず、各号車のドア前でチケット(オンライン発券されたPDFのプリントアウト)を確認する方式だったので乗り間違いはなさそう。本人確認のためパスポートの提示も必要です。

VIP席

シートは2席+1席という余裕あるレイアウト。
一か月前に予約したのに二人並びの席は既に売り切れており、端っこの一人掛けの席を(通路を挟んで)二席購入しています。

一等車

ウズベキスタン 新幹線

シート

オーディオの端子もありましたが、今はみんなスマホで動画視聴の時代ですね(笑
シートはもちろんリクライニングで、広めのテーブルや足置きもあります。向きは転換できず、すべてのシートが車輛の中央を向いており、真ん中のお見合いシートでは4人または2人が向かい合わせになります。

タシュケント・サマルカンド高速鉄道

定刻にタシュケントを出発。
しばらくすると飲み物を訊きに来てくれますが有料なのでご注意を。僕は駅で買ったコーヒーを持って乗車しています。

タシケントからサマルカンド

車内食

そのうち紙袋に入ったスナックが配られます(無料)。
中身は以下の写真のような感じで、このタイミングでもらうお湯やお茶は無料です。

車内食

ウズベキスタンを鉄道旅行中のKitagawa。
今年の旅行計画は 年初に示した通り の21か国で、この夏は26日間をかけて中央アジアで未訪問の5か国(トルクメニスタン・ウズベキスタン・タジキスタン・キルギス・カザフスタン)を巡っています。

ウズベキスタン鉄道旅行記

車内サービス

何度かワゴンでお菓子や飲み物を売りに来てくれます。
トレーに乗せて運んでいたフルーツが美味しそうで買ってみました。車内でカットしているらしくフレッシュな食感を楽しめました。一つ 30,000スム(358円)、これは結構多くのパッセンジャーが買っていましたね。

車内サービス

途中で一度だけ停車駅があり、おそらく Dashtobod というところ。
すぐに動き始めたので列車からは降りない方が良いと思います。

Dashtobod

国土の半分以上が砂漠のウズベキスタン、車窓からの見通しも良好。
鉄道網は全土に整備されており、中央アジアの国々の中でも一番旅行がしやすいと思います。

タシケントからサマルカンド

サマルカンド駅
Samarkand

定刻の10:22ちょうどにサマルカンドに到着しました。
こちらもカフェや売店があり、トイレ(無料)も地下にありました。わざわざ無料と書いているのは、近隣のキルギスやカザフスタンでは有料だからです…

サマルカンド駅

駅前の様子。
さすがオアシスとして栄えただけあり今も緑が多いですね~

サマルカンド市内

かつてシルクロードにおいて重要な都市だったサマルカンドはユネスコ世界遺産にも登録されたウズベキスタンきっての観光地。特に青いタイルに彩られたイスラム建築群が見どころです。ティムール王朝の栄華を今に伝える レギスタン広場 や青のモザイクに包まれた祈りの回廊 シャーヒ・ズィンダ廟群 を訪れます。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2025年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を18606枚と心に残った体験を1189件公開しています。(2025.08.28)

2025年, '25 ウズベキスタン

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