2025
04.21
04.21

満月の下でビリビリ痺れる――バヌアツ伝統酒「カバ」初体験
「これは…泥水!?」と思わず吹き出しそうになった、バヌアツ名物の カバ Kava。舌はビリビリ、頭はシーン――想像をはるかに超える“ヤバさ”でした。
メラネシアの民族音楽とファイヤーショー を鑑賞するために滞在していた エラコール アイランド リゾート&スパ Erakor Island Resort & Spa。ショーの前、大人向けにカバの試飲が用意されていたので初体験することに。名前だけは知っていたけれど、飲み方も飲める場所も謎だったこの不思議な飲み物。せっかくの機会、挑戦しない手はありません。
…これ、本当にお酒?見た目はまさに泥水。味はというと、土っぽいというか薬草の煮汁っぽいというか。すぐに舌がビリビリ痺れはじめ、たくさん飲めば体も痺れるのだとか。お酒に酔うというより“キマる”感覚のほうが近いかもしれません。原料はコショウ科の植物の根で、鎮静作用があるとのこと。地元では嗜好品として親しまれているそうです。
このカバ(またはカバカバ)は、ハワイ、サモア、フィジーなど太平洋の島々でも飲まれていますが、ここバヌアツのものは特に「強烈」との噂。世界100か国以上で現地のお酒を飲み歩いてきたKitagawa。つい最近はモンゴルで馬乳酒をガブ飲みして大変な目に遭いましたが、味の未知さと効きの速さでは地球上でも指折りだと思います。
空港でもカバはお土産として手に入りますが、どうせなら満月の夜、伝統的な打楽器と掛け声に囃し立てられながら一気飲み。体験としてのインパクトも、その“効き”も、まさに格別でした。
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