01.19
最新2021年版 コロナ対策で誰もいなくなったスワンナプーム国際空港を歩く
Kitagawa@Thailandです、サワディーカップ。
厳しいCOVID-19への対策で観光客がいなくなってしまったタイの玄関口、スワンナプーム国際空港の最新の様子をレポートします。これほど人がいない光景は初めて見ました!
車寄せ
もっとも混みあうであろう週末の夜8時ごろの様子。
のろのろ運転で駐車スペースを何とか見つけたり、観光バスから降りる中国人観光客でごった返していたのが嘘のようです。
出発ロビー
国際線チェックインカウンターのあるスワンナプーム空港の出発ロビー西側。
文字通り誰もいません…向こうの端が見えるなんて信じがたい光景です。
フライトの状況を見てみると、ずらりと並ぶ欠航の表示。
デイリーで定期便を飛ばしているのはJALとANAを除くと、ドバイ・アブダビ・ドーハの中東勢くらいのもの。タイ航空も頑張ってはいますがコードシェア便以外はキャンセルが多いようです。コロナ禍においてなぜ日系キャリアだけ飛び続けているのか有難くも謎ですが、欧米へ向かうには日本を経由するかエミレーツ航空が安心です。
なお、まったく無人という訳でもなく、少し引いてみるとこんな感じ。
歩いているのはエミレーツ航空のパイロットとキャビンアテンダント、右手に座っているのは国内線の出発待ちのパッセンジャーです。ベトジェットがプーケット線で地味に稼いでいるのです。
国際線のイミグレーションやセキュリティチェックも、待っている人はゼロ。
ビジネスクラスなのでファストトラックを通りましたが、一般のレーンも覗いてみたところ待ち人数はゼロでした。
免税店
続いてエアサイドを見てみましょう。
高級ブランド品のショップは軒並みクローズしています。歩いているのは、警備員、清掃スタッフ、工事の作業員で、パッセンジャーは極めて少ない。
スワンナプーム国際空港はターミナルの拡張工事を行なっていますが、この新型コロナウイルスの影響で人がいないタイミングを利用して作業の規模は大きくなっているように感じました。Dコンコースは完全に封鎖されて工事中です。タイ空港公社(AOT)の株価を週足で見ると昨年の4月3日の50バーツを一番底に、8月7日の49バーツで大底を打ち、10月30日に51.75バーツで三回底を打っているので、少し買いを入れても良いタイミングでしょう。
さて、免税店はGコンコースに折れる手前の一軒が営業しており、お酒やタバコも販売しています。ちなみに免税店を運営する King Power は大量の在庫をかかえて、バンコク市中で免税価格より安い値段で化粧品などを叩き売りしているので、タイ在住の女性には喜ばれているようです。
空調やムービングサイドウォークは通常通り稼働しています。
また、VAT の Tax Refund の窓口も開いていました。
バンコク発の国際線の出発ゲートは、下の写真の十字路を左に曲がった先のEコンコースにほぼ集約されていますが、なぜかJALのみがGコン出発でした。
到着コンコースを見下ろしたところ。
タイ入国者は国籍に関わらず隔離対象となるため、待機用のイスが並んでいました。現在のところタイに入国できる外国人はタイランドエリートビザ保有者と労働許可証を伴うビジネスビザ保有者に限られているので、入国に必要な書類や手続きについてはここでは触れません。
最後に、搭乗ゲートへ向かう通路の様子。
人影の少なさはともかく、実際に身を置いてみるとその静けさが異様です。もはや日に数えるほどのフライトしか残っていないので、飛行機の離着陸の音がまったく聴こえません。ここスワンナプーム空港もアナウンスが行なわれないエアポートなので、自分の足音以外は何も聞こえないくらい静まり返っていました。
ラウンジはかろうじてオープンしているので コロナ禍におけるスワンナプーム空港のラウンジ営業状況 として別ページにまとめます。
パッセンジャーも数えるほどで搭乗率は一割未満ですが、機内サービスは通常通り提供されていました。この日のフライトについては コロナ禍のANA国際線ビジネスクラス搭乗記 をご覧ください。
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