11.09
JALファーストクラス機内食 (ニューヨーク-成田)
日本航空ファーストクラス、JAL SKY SUITE 777 の搭乗記です。
ニューヨーク発成田行きの復路では機内食にフォーカスして写真をまとめてみました。迷うのは洋食と和食の選択なので、それぞれご紹介します。14時間にも及ぶ空の旅、映画やワインの飲み比べも堪能できました!
今年はニューヨークで飛行機を乗り継いで大西洋やカリブ海へ遊びに行きました。
未訪問の5か国5つの島を巡る2か月の旅を終えて戻ってきたジョンFケネディ国際空港。帰国時は シェラトンJFKエアポートホテル に前泊したので無料送迎サービスでターミナル1まで送ってもらい、チェックインもスムーズ。朝が弱いKitagawa、JFKから午前発の場合は必ずシェラトンのお世話になっています。
エールフランスラウンジ
Air France Lounge
昔はJALもJFKにサクララウンジを構えていた のですが、無くなってしまったので エールフランスラウンジ Air France Lounge を利用。軽食は最小限でビジネス側とファースト側の差異も無く、ちょっと期待外れのミニマルな内容のラウンジでした。
JAL SKY SUITE 777
シップはこちら、ボーイング777-300ER型機で773と呼ばれるもの。
JALでは「スカイスイート」と銘打って、ファーストクラスキャビンに個室風のシートを8席配置しています。料金をはじめ、シートや機内アメニティ、機上でのサービスについては往路の JAL SKY SUITE 777 ファーストクラス搭乗記 をご覧ください。
搭乗口はエールフランスラウンジから近い2番ゲート。
ニューヨークJFK空港 午前11:40発、成田空港には翌日 午後2:40着の日本航空JL3便。14時間というロングホールなので睡眠時間も充分取れそうです。今回はアメリカン航空から安く買えたものの、さすがに家族でファーストクラスに乗る機会は今後そうそう無いでしょう。
シャンパーニュ・サロン
Champagne Salon
離陸後もキャビン担当のクルーが入れ替わり立ち代わり挨拶に来てくれました。
改めてサーブされるシャンパーニュは サロン SALON で、2006年のヴィンテージ。
行きのフライトでは和朝食が品切れで、アラカルトで到着前のお食事を構成しました。
それも良いのですが、帰りは必ず日本到着前のお食事が和食となるよう事前にリクエストを入れました。特典航空券ならまだしも有償Fチケットでも油断なりませんね、勉強になりました(汗
和食
まずは手前から時計回りに「海老ハンバーグ 和風サラダ敷」「フォアグラとほうれん草のゼリー寄せ」「厚焼き玉子 キャビア載せ」「一寸豆の翡翠寄せ」「鯛小袖寿司」という小皿 五彩。
調達の関係なのか、往路に比べてプレゼンがシンプルになってしまいました。
お椀は貝柱しんじょうで、これは機内で仕上げているとは思えない繊細なお味と熱さが嬉しい。
会席料理に倣っており、続く向付と預け鉢。
お向こうなので当然お刺身がメインですが、ウニを載せた湯葉が絶品でした!メニューを見ると「引き湯葉 蒸し雲丹載せ」と「マグロの焼霜造り、醤油ヌーベを添えて」とのこと。器も綺麗ですね~ガラスの小鉢はスモークサーモンと帆立の一品でした。
メインの和風ビーフステーキに筍ご飯。
ご飯がふっくらしており、機内で新潟県南魚沼産コシヒカリを炊いているそうですよ。
最後の甘味は黒胡麻プリン。
これが黒胡麻プリン?と思ったら、下の方にしっかりゴマが敷かれていました。
さすが和食は完成度が高くてオススメです。
ボリュームは控えめですが日系航空会社のファーストクラスに相応しい内容と言えましょう。
洋食
続いて洋食のメニュー。
アミューズブーシュはルバーブジャムを載せたフォアグラのブランマンジェに、冷製タンドリーロブスターのマンゴーヨーグルトソース。やや凝りすぎているかな…もう少し素材感の残る調理の方が機内では分かりやすいかも。
次にお約束のキャビアと、グラスは冷製青りんごスープ。
添えられている白トリュフハニーは香り高く、ここで銘柄を替えてシャンパンのお代わりをいただきました。
フレンチがベースなので仕方ありませんが、以上の前菜はピュレ状のものばかりで食べた気がしません…急きょメインに入る前に「タコス風タマリンド鴨ローストのサラダ仕立て」を追加しました。
メインディッシュに選んだのは「USプライムビーフテンダーロイン」です。
こう来たか!JALのビジネスクラスで出される肉の塊のビーフテンダーロインをイメージしていたので一瞬驚きましたが、お野菜たっぷりで美味しくいただきました。
既に全てのボトルが抜かれているとのことだったので、帰りは利きワインに挑戦!並べて飲むと違いは鮮明ですね~ただし薀蓄を垂れるほどの知識はあいにく持ち合わせておらず…お粗末。
デザートはグリーンティームース、マンゴーとラズベリーソース添えでした。
なお、メインディッシュは他に「仔牛フィレのロースト」や「スズキのカプレーゼスタイルグラタン」というバリエーションもありましたが、フィレにはサンドライトマトのペースト、スズキはトマトコンソメジュレと全体的にトマト推しです。アミューズブーシュやオードブルとどのように組み合わせても違和感がない様にもう少し素材選びを工夫する余地があるかな、と感じた洋食の機内食でした。
夜食
西向きのフライトではほとんど時差ボケしないので消灯後も映画を見たりして遊んでいました。シャンパンを勧められたので、ちょっと申し訳ないかな…と思いつつ贅沢にもキールロワイヤルを作っていただきました。
おつまみに珍味三種「タコわさび」「山クラゲ」「ピリ辛ほたて」をお願いしましたが、ワインを楽しむならチーズ盛り合わせも良いですね。
他にもアラカルトのメニューにはお野菜のパスタ、ビーフステーキサンド、スープやサラダ、蕎麦、うどん、ラーメンも載っていてサンドイッチが美味しかったそうですが、機内が暗いため写真はありません。
朝食
到着前のお食事は和朝食、帰りはしっかり和食が確保されていました!
台の物はヒラメ唐揚げ汁張りにクレソンの胡麻和えという内容。和食にアイスラテが合うとは思えませんが(笑)そもそもファーストクラスではメニューにアイスラテが載っておらずご無理を申しました。
僕はと言うと、まずフルーツの盛り合わせで目を覚ましてから朝食をいただくいつものパターン。食後はアイスクリームとコーヒーをもらいました。その後は着替えて機内誌を読んでいるうちに、日本に到着です。
感想
JALのファーストクラス「スカイスイート」、太平洋路線では3年ぶりの搭乗となりました。
複数名で乗るとまたサービスも違いますね!一人でポツンと過ごすのとは別世界で、めったに出来ないことですが良い体験になりました。余裕がありましたら、新婚旅行や特別な家族旅行などでビジネスクラスからアップグレードしてでも乗る価値は高いと思います。
振り返ってみると、行きはとても親近感あふれるアットホームで臨機応変なサービスに感動し、帰りはあくまでファーストクラスらしくパッセンジャーと距離感をおいた丁寧な言葉遣いと崩れることの無い応対が印象的でした。いずれもJALならではのおもてなしのマインドを感じるもので、甲乙つけがたい。乗る度に違う魅力を見せてくれる日本航空の空の旅、次回の搭乗も楽しみにしています。
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