ロカ岬、ユーラシア大陸最西端に到達！（ポルトガル）

最果ての地、ロカ岬 Cabo da Roca。
地図ではずっと知っていたユーラシア大陸の最西端にとうとう自分の足で立ちました。ここは絶景ですよ、目の前に海しかない絶景。地球が丸いことを全身で感じさせてくれます！

行き方・時刻表

ポルトガルの リスボン Lisboa から約40kmです。
途中までは快適なハイウェイ、続く山道からの景色も美しい！車で１時間なので日帰りもできちゃいます。

公共交通機関で来るなら、シントラ Sintra の町からバスが便利。
シントラは街並みが優美でユネスコ世界遺産にもなっているので、泊まってじっくり観光しても良いでしょう。

シントラからロカ岬まで約20km、403番 のバスで来られます。
ほとんど観光客向けの路線で、バスの車内めっちゃ混んでますね。立って乗ってるお客さんがこちらにハングルースを送ってくれました（笑

このバスの本数は少な目で１～２時間に１～２本の割合。
2015年4月現在の ロカ岬バス停の時刻表 の写真をアップしておきます。また、以下のページで最新の時刻表を確認できます。www.scotturb.com/carreiras/horarios/inverno

Kitagawaはイベリア半島（スペイン＆ポルトガル）をレンタカーで旅行しており、車でやって来ました。
リスボンから１時間足らずでロカ岬に到着です。

ロカ岬 Cabo da Roca

こちらが大西洋に突き出す岬、カボ・ダ・ロカ。
春先で一面に黄色いお花が咲き乱れていて、ベストシーズンに来れたようです。

のどかな野原の先には断崖絶壁。素晴らしき最果て感！
歴史的には1703年にスペインの王位継承者を巡ってフランス海軍とオランダ海軍が開戦した場所でもあります。

ロカ岬から見る大西洋。この先はアメリカまで陸地はありません。
皆さんはここに立ったとき、何を感じるのでしょうか？

海に向かって建つ十字架のモニュメント。
断崖の高さは水面まで144mもあるそうです。

ここに地終わり、海始まる
Aqui, onde a terra se acaba e o mar começa…

石碑にはポルトガルの詩人、ルイス・デ・カモンイス Luís de Camões の詩の一節が刻まれています。
Here, where the land ends and the sea begins…ここに地終わり海始まる、と。

下手に観光地化されておらず、それが想像以上に良い雰囲気で旅情を誘いました。
沢木耕太郎の小説、「深夜特急」の最終目的地もここロカ岬でしたね。

遊歩道が整備されていて、向こうに可愛らしい灯台も見えました。
思い思いの場所で大西洋の風に吹かれる旅人たち。ここはヨーロッパ最西端、皆さん次はどこに旅立って行くのでしょうか。

春から夏にかけては小さなお花が咲き誇り、鮮やかなコントラストを見せてくれます。
ただしこの Chorão Hottentot Fig という多肉植物、ポルトガル語の説明を読みますと外来種らしくてまったく困り果てていると書いてありました。

駐車場にはお手洗いや観光案内所があり、ユーラシア大陸最西端到達証明書 を各国語で販売しているようです。旅の記念に良いかも知れませんね。
僕らは「もう一度ここに来た時に買おう」と言い合って、岬を後にしました。

さて、一路向かうのは南！
今回ポルトガルに来るきっかけになったアルガルヴェの小さく可愛らしいビーチを巡った後、ジブラルタル海峡を渡ってアフリカ大陸へと足を延ばします。

2015年, '15 ポルトガル