圧巻!サン・シュルピス教会にあるドラクロワの壁画 (フランス・パリ)

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サンシュルピス教会 ドラクロワ

Kitagawa@Parisです、ボンソワール。
パリにある サン・シュルピス教会 Église Saint-Sulpice にはロマン派の巨匠、ウジェーヌ・ドラクロワ Eugène Delacroix のフレスコ画の大作があります。ドラクロワの傑作を無料で見られるなんて何とも嬉しいスポット、4年ぶりに見学して来ましたので写真と解説をアップします。

サンシュルピス教会 ドラクロワ

フランスはパリ6区。パリでもっとも古いサンジェルマンデプレ教会から300mほど南に位置します。
長らく行なわれていた改装工事がようやく終わり、2015年春に再訪しました。ここは「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台としても有名ですね、詳細は サン・シュルピス教会 のページにまとめるとして、今回のお目当てはドラクロワの壁画。教会に入って右手一番手前にあります。

天使とヤコブの闘い

ここでの注目はこちら、ヤコブと天使の闘い。
ドラクロワ晩年の傑作で、二人の助手と共になんと12年もの歳月をかけて描かれたそうです。誰でも入れる教会の壁に平然と描かれていますが、金額のつけようもない作品ですね。

サンシュルピス教会 ドラクロワ

正直なところ上の方までよく見えませんが、まずはその大きさに圧倒されます。
作品名にもなっている天使とヤコブは左の方で取っ組み合いの真っ最中。右下に見えている鮮やかな槍や道具はヤコブのものでしょう。

ドラクロワ 天使とヤコブの闘い

天使がスカした顔をしていますが、一晩に渡る格闘の末に勝ったのはヤコブの方。これによりヤコブは天使からイスラエルと名乗ることを許され…というお話は、旧約聖書の「創世記」第32章24~32節が典拠になっているのだとか。ドラクロワ自身はこの作品について「選ばれた者に与えられる試練」と解釈を語っています。

サンシュルピス教会

あまりにも大きな絵なので、画像処理(歪曲収差補正と垂直遠近補正)を行なって正面図を起こしました。実際にはこのように正面から見ることは叶いませんが、見やすいと思うので以下に掲載しておきます。

ドラクロワ 天使とヤコブの闘い

作品解説

Église Saint-Sulpice

悪魔を撃つ大天使ミカエル

天井を見上げると、悪魔を撃つ大天使 ミカエル(サン・ミッシェル)の絵。

悪魔を撃つ大天使ミカエル

神殿を追われるヘリオドロス

そして最後は右手、神殿を追われるヘリオドロスです。
こちらも高さ7.5mもの巨大なフレスコ画!下の扉と比べるといかに大きいのかが分かるかと思います。

神殿を追われるヘリオドロス

サンシュルピス教会 ドラクロワ

作品解説

Église Saint-Sulpice

サンシュルピス教会は外観も美しく、ドラクロワの壁画以外にも見どころが多くておすすめの教会です。
ミサが行なわれていなければとても空いており、今回はじっくりと見て廻って静かな時間を過ごせました。近くにはドラクロワ美術館もあるのでぜひ合わせて見学を。教会の外観や身廊の様子は サンシュルピス教会 のページにてご紹介します。

サン・シュルピス教会
Église Saint-Sulpice

【住所】 2 Rue Palatine, 75006 Paris, FRANCE
【開館時間】 午前7時半~午後7時半
【休館日】 年中無休
【入場料】 無料

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