2015
06.01

文化科学宮殿 (ポーランド・ワルシャワ)

文化科学宮殿

中欧、ポーランドの首都ワルシャワの中心部に聳え立つのは 文化科学宮殿 Pałac Kultury i Nauki です。一目でソビエトが作ったものと分かる外観、社会主義時代の香りをぷんぷんと感じます。その姿は美しいワルシャワの歴史地区や近代的な高層ビル群にまったく馴染んでおらず、遠目にも異彩を放っていたので四方から写真を撮ってみました。

スターリンからの置き土産

文化科学宮殿はソビエト連邦からポーランド市民への“贈り物”としてスターリンの命によって建てられたもの。1952年に建築が開始され1955年に完成しました。当時ソ連の衛星国だったポーランドはこれを拒むことができず、今も町のど真ん中に鎮座しています。

42階建てで屋上の高さは188メートル、アンテナの頂上部まで237メートルあります。お部屋は3288室にもなるそうで、どう考えても使い勝手の悪そうなビル。さらに地階には秘密通路まで設けられているらしく、内部の観覧ツアーが催行されているほか地上から114メートルの30階は展望テラスとなっています。

尖塔の時計はミレニアムを記念して2000年に設置されたもの。
中には映画館やレストランのほか2つのミュージアム、技術産業博物館 Muzeum Techniki i Przemysłu NOT進化博物館・古代生物研究所 Muzeum Ewolucji Instytutu Paleobiologii PAN が入っているそうです。

文化科学宮殿 ワルシャワ

下の写真は東側の マルシャウコフスカ通り Marszałkowska から見た文化科学宮殿。

ワルシャワ見所

南側を走るワルシャワのメインストリート、イエロゾリムスキエ通り al. Jerozolimskie から。

Pałac Kultury i Nauki

北西の角から見た文化科学宮殿。

文化科学宮殿

同、南西から。

文化科学宮殿

ちょっと引いてみましょう。
と言っても別の日に撮った写真ですが…

文化科学宮殿 ワルシャワ

文化科学宮殿の西隣は ワルシャワ中央駅 Warszawa Centralna です。
この後、ポーランド・ワルシャワからオーストリア・ウィーンまで夜行列車にて移動しました。

ポーランド旅行記

高い所から見下ろしてみるとこんな感じ。
周辺の高層ビルと比べればその巨大さと異様さが分かりますね!

ワルシャワ 展望台 ポーランド

これらの俯瞰写真はワルシャワ中央駅の南にある ワルシャワ・マリオット・ホテル Warsaw Marriott Hotel の Panorama Bar & Lounge から撮ったもの。ここは雰囲気が良いバーで、ワルシャワ市内のパノラマを一望できておすすめです。

文化科学宮殿 ワルシャワ

ワルシャワ観光と言えばユネスコ世界遺産にもなっている旧市街のワルシャワ歴史地区が有名ですが、存在感としてはこの文化科学宮殿も負けてはいません。僕は割と好きですよ、この外観。良くも悪くもポーランドの歴史を象徴するランドマーク的な建物と言えそうです。

Palace of Culture and Science
文化科学宮殿
Pałac Kultury i Nauki

【住所】 pl. Defilad, Warszawa, POLAND
   ポーランド共和国 ワルシャワ市 デフィラト広場内 (ワルシャワ中央駅の東隣)
【URL】 www.pkin.pl/
【TEL】 +48   22 656 7600
【開館時間】 午前9時~午後6時 / 月曜~日曜
【入場料】 大人 20 zł、学生 14 zł、団体 12 zł (2015年現在)

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.04.25)

2015年, 2013年, '13 ポーランド

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