プラド美術館 (スペイン・マドリード)

2015年, 2012年以前, スペイン, '15 スペイン Add comments

プラド美術館

スペインはマドリードにある Museo del Prado プラド美術館
主に15~19世紀のヨーロッパ絵画を収蔵し、ベラスケス、ゴヤ、エルグレコのコレクションが見どころ。夕方6時以降と休日の午後5時以降は無料で見学することができます。

プラド美術館

マドリッド中心部にある広場 プエルタ・デル・ソル から東に1km。
どの地下鉄の駅からも少し離れているので、徒歩かタクシーでのアクセスになろうかと思います。ウェスティン・パレス・マドリード・ホテルからだと横断歩道を渡ってスグ。チケット売り場は建物の北側にあり、エントランスは裏側に。

Museo del Prado

2015年5月現在、正面のベラスケスの扉は工事中でした。

プラド美術館 工事

北側のチケット売り場周辺。

プラド美術館

プラド美術館、2009年冬。

プラド美術館

初めてKitagawaがプラド美術館を訪れた時の館内の様子です。

Prado Museum

この建物は1818年に完成し、翌年には美術館としてオープン。
収蔵品はすべて王室や修道院が集めたもので、略奪品は一点もないそうです。

作品紹介

ここで見逃せない画家と言えば、まずは Diego Velázquez ディエゴ・ベラスケス (1599~1660年)でしょう。亡くなるまで王室に仕えた宮廷画家で、その中でもこの「女官たち(ラス・メニーナス)」が代表作とのこと。注目は左側で絵筆を持つおじさん…なんとベラスケスご本人です。解説によるとこの絵はフェリペ4世の視点で描かれたものだそう、じっくり見ると絵の中の鏡に制作中の様子を眺める王様と王妃の姿が映っているのが分かります…これは面白い構図ですね!

ラス・メニーナス(女官たち)

もう一人、Francisco de Goya フランシスコ・デ・ゴヤ (1746~1828年)も必見です。僕ですらその名を聞いたことがある巨匠、スペインでも最高の画家ですが、その人生は苦難に満ちています。ゴヤもまた宮廷画家として活躍しており、こちらは「カルロス4世の家族」を緻密に描き上げた一枚。

カルロス4世の家族

ゴヤの代表作の中でも有名なのが「着衣のマハ」と「裸のマハ」の2点。
同じポーズで服を着たものと裸のものが別々に描かれており、その理由など歴史的な背景も含めて興味深い作品です。2枚並べて展示されているので、訪れたらぜひご自身で鑑賞してみてください。

着衣のマハ

他に見入ってしまったのは、人だかりができていた「快楽の園」という三連祭壇画。
現存する Hieronymus Bosch ヒエロニムス・ボス の作品の中で最も評価が高いようです。裸の群集が溢れかえり、植物とも動物ともつかぬ奇妙な生き物たちと絡み合っています。鳥や馬がぐるぐる回り、遠くにはパビリオンのような建物…これは左が天国で右側が地獄なのでしょうか?作られた年も絵の解釈もハッキリしないそうで、美しくも気持ち悪い作品です。一度見たら忘れられないボスの作品、謎解き本も出版されているので深追いしてみるのも面白いかも。

プラド美術館

もう一枚、こちらは検索しても日本語の情報がまったく出て来ないのですが Francisco Rizi (1614~1685年)という画家が目に留まりました。この絵、なんとマドリード市内にある マヨール広場 が描かれているんですよ。タイトルは「Auto de fe en la Plaza Mayor de Madrid」となっており、1683年の作。

スペイン旅行記 マドリード観光

展示点数が多いうえに歩く順序を決めにくい館内のレイアウトで、一通り見て廻るだけでも一苦労。興味のある作品をリストアップしておかないと見落としてしまいそうです。
絵の前で模写をしている青年がいて、思わず見入ってしまいました。絵描きが上達する最速の方法は模写だと聞きますが、これほどそっくりに描くには一体どれほどの修行が必要なのでしょうか?

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プラド美術館の北側にはゴヤの像。
もちろんベラスケスの像もあり、正面に建っていました。

ゴヤ

毎日夕方から入場無料になりますが、その時間帯は大混雑するそうで、通りがかりに覗いたところ外まで長蛇の列。Kitagawaは落ち着いて見学したかったので、逆に夕方を避けて空いているお昼過ぎに入りました。なお、館内は写真撮影が禁止されています。このページでは一部、過去に館内で撮った写真を掲載していますが、作品の写真はパブリックドメインの画像を使用しました。

プラド美術館に来るのは約5年ぶり。当ブログの以前の感想を読み返しますと「つまらない」「あくびが出てくる」なんて酷いことを書いており、我ながら呆れてしまいました。ベラスケスもゴヤも宮廷画家として活躍したので、見学にあたっては王室の人物やスペイン動乱の歴史について多少の予備知識が必要な訳で、かつての不勉強を恥じ入るばかり。今回は主な作品について調べてから来たのでポイントを押さえて見ることができました。毎年世界の美術館を巡るようになって、最近ようやく美術鑑賞のコツが分かってきたところ。マドリッドではプラド美術館だけでなく、ソフィア王妃芸術センター も合わせて見学をおすすめします。

プラド美術館
Museo del Prado

公式ページ(日本語)
   www.museodelprado.es/jp/visit-the-museum/

【開館時間】 午前10時~午後8時 (日曜祝日は~午後7時)
【休館日】 1月1日、5月1日、12月25日
【入場料】 €14 (2015年5月現在)、€8 (2009年12月)

【住所】 Paseo del Prado, s/n, 28014 Madrid, SPAIN
【URL】 www.museodelprado.es/
【TEL】 +34   91 330 2800

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