February 24, 2012

チェコ旅行記: プラハ観光(前半)

チェコ旅行記 プラハ観光Kitagawa@チェコ共和国です。
首都プラハは2度の大戦を経るも被害が少なく、11~18世紀の様々な建物が残っています。よく「中世そのままの街並み」なんて表現されますね…あいにく僕は中世を知りませんが、なるほど曲がりくねった路地に入れば古くも美しい街並みが見られ、まるでタイムスリップしたかのよう。様々な建築様式の建物が時代を超えて調和している様が、まさにプラハの魅力と言えそうです。

まずはヴルタヴァ川の東岸、新市街から旧市街へと歩いてみました。

観光の出発点、シェラトン プラハ・チャールズ スクエア・ホテル です。
この人気の都市に来ておきながら、あろうことかガイドブックの類を一切持ち合わせておりませんので、ホテルで地図を貰って出かけます。とりあえずトラム(路面電車)の線路に沿って街の中心に向かうことに。

シェラトン プラハ・チャールズ スクエア・ホテル

新しそうに見えて古い建物、古そうに見えて新しい建物…
様々な外観の建物が並んでおり、建築様式に詳しくない僕でも目を惹く街並みです。
まさかチェコの旅行でこれほど歩くことになるとは!という程、この先歩き回るのです。

新市街にスグラフィット外壁で建てられたネオルネサンス様式の館

雑貨店やお菓子屋さんなど、裏通りの小さなお店も魅力いっぱい。
あまりお土産の類を買わないのですが…チェコの雑貨は素朴ながら温かみがあり、質の割に結構安くてお買い得だと思います。

ヴァーツラフ広場

新市街の中心、ヴァーツラフ広場に着きました。お天気が良いと気分も上々です。

ヴァーツラフ広場

ゴシック様式やアールヌーヴォー様式の建物など、通りに面した建物を見ているだけでも飽きることがありません。広場の真ん中にあるトラムは、どうやらカフェのよう。

プラハ観光

広場の端にそびえるのは国立博物館。ここのホールは映画ミッションインポッシブルにも登場しています。その前に建つのは聖ヴァーツラフの騎馬像。

国立博物館

屋台がいっぱい。小腹が空いたので、こちらで軽食を。

チェコ旅行記

この辺りがプラハで一番賑やかなエリアになるでしょうか。
ナ・プシーコピェ通りを超えれば、もう旧市街です。

旧市街広場

旧市街の見どころが集まる旧市街広場です。手前は旧市庁舎で、時計塔が一際目を惹きます。この時計は15世紀に付けられた天文時計とのこと。
そして向こうに見えているのはティーン教会。この教会、周りの建物に埋もれちゃっていますね。
ところで見てください、広場に並ぶ赤いテントを。何やらもう凄い人出です。

旧市街広場

広場の中央にあるのは、ヤン・フスと信者の像。

ヤン・フスの群像

馬車も走っていました。のんびり街を巡るのも一興ですね。

馬車

広場に面して建つ、聖ミクラーシュ教会の天井画。
このすぐ傍には、作家フランツ・カフカの生家もあります。

聖ミクラーシュ教会

一つ一つの建物や装飾に、相当な歴史や薀蓄が詰まっているんでしょうねぇ…

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何気なく撮った写真を見て、帰国後に改めて気づくこともあります。下の写真で右側の建物、美しい白黒の壁画は、ルネサンス期のスグラフィット技法で作られたもの。黒く色付けした漆喰の上に石灰などを被せ、それを削り出すことで装飾されているそうです。

プラハ旅行記

プラハ旧市街露店がいっぱい出て、旧市街広場はまるでお祭りのよう。楽しげでいいんですけどね、ちょっと賑やかすぎかな。広場の角からツェレトナー通りに入り、共和国広場まで抜けることにします。

市民会館

手前の大きな建物は市民会館。ちょうど100年前の1911年に造られたもので、チェコのアールヌーヴォーを代表する建物なのだとか。正面のモザイク画が素晴らしい!

市民会館

後ろに見えている塔は、地図によると火薬塔。元は旧市街の門として11世紀に作られたものだそうです。プラハはとにかく塔が多く、「百塔のプラハ」なんていう異名もあるようです。

プラハ コンサート

夜は市民会館の大ホールでクラシックコンサートを楽しみました。観光客向けではありますが、ミニコンサートが色々と催されており気軽に楽しめます。

個々の建物やそのファサード、教会やホールの天井画などをじっくり見ようと思ったら、もういくら時間があっても足りなくなります。これはテーマを絞って観光しないとダメですね。ガイドブックも持たずにふらりと来るには魅力が多すぎて、あぁもっと事前に勉強して来るべきだった!と、少し後悔してしまった程です。Kitagawaは年間の訪問国が多いので常に個人旅行ですが、あるいはガイドの付いたツアーで来た方が短時間に多くの見どころを見落としなく回れ、かつ理解が深まるかもしれません。

そうそう、これらの新市街から旧市街にかけての地域は「プラハ歴史地区」として 1992年に ユネスコ世界遺産 に登録されています。

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