菊正宗酒造記念館 (日本・神戸)

2016年, '16 日本 Add comments

菊正宗酒造記念館

日本一の酒どころとして知られる灘五郷。神戸の灘でぶらり酒蔵巡りを楽しんでまいりました。
最初に訪れたのは辛口ひとすじの「菊正宗酒造記念館」で、国の文化財に指定もされている酒造り用具を展示しています。日本酒の利き酒もできて入場無料、酒好きの方は勉強がてら?覗いてみてはいかがでしょうか。

菊正宗酒造記念館

灘の酒蔵巡り を勧めてくれたのはツーリストインフォメーションのおばちゃんで、お酒が好きでシェラトン神戸に泊まっているなら近いから是非!と酒蔵マップをくださりました。宿泊先の 神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ からは六甲ライナーでわずか2駅、「南魚崎駅」から歩いて5分で到着です。三宮(さんのみや)からだとJRや阪神電車で30分といったところ。住吉川ほとりの静かな一角にありますが、僕の想像よりは都会的な場所で日本酒は作られているようです。

菊正宗

記念館は年末年始をのぞいて年中無休で入館も無料です。
万治二年(1659年)創業の菊正宗、350年の歴史とは凄いですね。中は空いていましたが海外からの団体客も毎日のように訪れる人気スポットだそうです。

菊正宗 記念館

蔵開き

毎年この時期に蔵開きも行なわれます。
日本酒ファンが数千人も集まるらしく、蔵開きの時だけは駐車場をクローズするので公共交通機関でお越しくださいとのお話でした。

菊正宗 蔵開き

灘の酒造り用具

見どころは入って左手の酒造展示室で、国指定の重要有形民俗文化財として唯一の「灘の酒造り用具」が見られます。ぐるり時計回りに実際の工程に沿って展示されているのですが、日本酒造りは思っていたより遥かに手間がかかるよう…

菊正宗酒造記念館

米の表情を読む、なんて正しく職人の世界。
日本語の説明はまるで詩のように書かれていて風情がありますが、ポイントは英語のシンプルな解説を読んだほうが分かりやすいかも知れません。

灘の酒蔵巡り

灘の酒蔵の風物詩とも言われた昔の酛摺りの映像が流されていました。
歌を唄いながら作業したそうで、これは二人一組で櫂を動かす呼吸を合わせ、酛摺りの時間調整も担っていたのだとか。

灘の酒蔵巡り

こちらは造蔵(つくりぐら)の大桶。もろみの仕込みに使う桶で容量は31石、5,600リットルもあります。発酵の工程については 白鶴酒造記念館 の解説が映像付きで分かりやすく勉強になりました。メーカーさんごとに記念館の雰囲気やセールスポイントも違うので、こうして自分の足で回ってみると数多くの発見があって面白いところです。

灘 日本酒

ボトルの変遷も興味深い。陶器のボトルは今見るとかえって斬新に感じるくらいです。
その他、アワードの受賞歴も掲げられていました。

菊正宗 記念館

山田錦

目を惹いたのはこちら、日本酒の醸造に適した山田錦(やまだにしき)の見本です。
いくつも並んでいて何が違うのかサッパリ分からないので中の人に尋ねたところ、酒米としては同じだけど一般に米粒の中心に近いところを使うほど雑味が少なくスッキリとした日本酒ができるそうです。

精米歩合 日本酒

一番左が精米歩合40%、すなわち表面を6割も磨き落とした酒米で上等なお酒ができるのだとか。随分と小さなお米になってしまいましたがキラキラしていて美しいですね!

山田錦 酒米

精米歩合60%以下を「吟醸酒」、50%以下のものを「大吟醸酒」と呼ぶそうで、さらに醸造アルコールが一切添加されていないもののみ「純米酒」と名乗れます。この知識は今後日本酒を選ぶ時の目安になりそう、もっともグレードが高いのが純米大吟醸酒と覚えておくことにします。ちなみに僕らが普段食べる白米は精米歩合が約90%だそうです。

唎酒

売店の一角に試飲コーナーがあり、無料で菊正宗の日本酒を味わうことができます。
ここで蔵開きについて色々と尋ねていたら出来たばかりの甘酒を振る舞っていただけました!懐かしい味、寒い日には嬉しいですね~

菊正宗 試飲 利き酒

菊正宗 日本酒

そして最後に菊正宗の純米大吟醸。
せっかく今日はお勉強をしたので後日自分で“復習”するために一升買ってまいりました(笑

菊正宗 純米大吟醸 山田錦

兵庫県吉川特A地区産の山田錦を100%使い、仕込み水は江戸時代に“灘の生一本”の名声を高めた神秘の宮水を使用。菊正宗が誇る「嘉宝蔵」で丹波杜氏が伝承の技を惜しみなく注ぎこみ、手造りによってじっくりと醸し出された…と説明が凄すぎて僕の理解を超えていますが、とにかく極上の香りと味わいを楽しめる最高ランクの日本酒とのこと。

菊正宗酒造記念館

サラッと見て回れる館内ではありますが、日本酒について不勉強でまずは単語を覚えるので手一杯。この後あちこち訪れる灘の酒蔵で違った解説を見聞きすると少しずつ酒造りのプロセスやこだわりが見えてくるというもの…ただし行く先々で呑むものだから、だんだんと酔っぱらってしまいますが(笑
灘五郷には酒造メーカーの施設がいくつもあるので気軽に酒蔵巡りを楽しめるのが良いですね。普段ワインばかりのKitagawa、ここ神戸で少しばかり日本酒の知識を得ることができました。

菊正宗酒造記念館

【住所】 兵庫県 神戸市 東灘区 魚崎西町1-9-1
【開館時間】 午前9時半~午後4時半
【休館日】 年末年始
【入場料】 無料
【TEL】 078-854-1029
【URL】 www.kikumasamune.co.jp/kinenkan/

“菊正宗酒造記念館 (日本・神戸)”へのコメントが 2件あります

  1. パザパ Says:

    私も夫と二人で1月末から2週間ほどシェラトン神戸に宿泊していました。
    ホテルでのんびり過ごしながら西宮の白鷹さんのイベントに参加したり
    三ノ宮でベルギービールを飲んだりしてお酒三昧の日々でした。

    シェラトン神戸のスタッフはさりげない気配りが良いですね。
    ラウンジが空いていたとはツイテいらっしゃる!
    激混みのラウンジを体験してしまうと印象がかなり悪くなってしまいます。

    今年も綺麗なお写真と有益なホテル情報を拝見させて頂くのが楽しみです。

  2. kitagawa Says:

    パザパさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    2週間も滞在とはゆったりしていて素敵ですね!

    今回は短い滞在ながら温泉や日本酒を楽しんだので、次は夜景と食を掘り下げてみたいと考えていたところでした。
    大阪からも意外な近さと気付いたので、今後もときどきこちらには遊びに来ることになりそうです。
    たまには関空を使ってみようかな…

    それでは、また!

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