人と物で溢れるアクラ観光 (ガーナ旅行記)

2015年, '15 ガーナ Add comments

ガーナ旅行記 アクラ観光

Kitagawa@Ghana です。
西アフリカ諸国の中でも発展しているガーナ共和国、その首都はとても賑やかで勢いを感じました。アクラ市内の様子や観光情報をまとめます。果たしてこの地で美味しいチョコレートは見つけられるのでしょうか?

ガーナ共和国

ガーナ共和国は大西洋に面し、コートジボワール、ブルキナファソ、トーゴの三か国と国境を接する国。周辺国の公用語はことごとくフランス語ですが、イギリスの植民地だったガーナでは英語が話されています

サファリなど楽しみの多い東アフリカとは違い、西アフリカ諸国は見どころ以前に情報そのものが少なく旅行には苦労する地域。例えば中南米に比べてもはるかに時間と体力を要するので旅慣れた人向けのデスティネーションでしょう。それでももし覗きに来てみるなら…ビザの不要なセネガルか英語の通じるガーナを最初の国としてオススメします。

行き方

ガーナは幸いヨーロッパからの直行便が多く、宗主国だったイギリスのヒースロー空港からは British Airways が就航。空の玄関口 コトカ国際空港(ACC)はアクラ市内にあり、多くの高級ホテルでは無料送迎サービスも提供しています。

今回はベナン・トーゴ・ガーナの西アフリカ三か国を周遊しており、隣国 トーゴのロメから陸路でガーナに入国 しました。トーゴの首都ロメはガーナ国境に接していると言って良いほど近く、国境とアクラの間はミニバスが終日頻発しています。距離は200kmで所要4時間、運賃は18セディ(582円)が目安です。

なお、入国には ガーナ・ビザ が必要です。
空港や国境ではビザを発給しておらず、周辺国でもまず取得できないので予め計画を立てて訪れる必要があります。

ホテル

ガーナは商用・公用で訪れるビジネスマンが多く、アクラには近代的なホテルが整っていますが宿泊費は高めです。
街の中心にあって観光に便利なロケーションの アクラシティホテル(旧ノボテルアクラシティセンター)に滞在しました。すぐ裏にはスイス資本のモーベンピックやドイツ資本のケンピンスキーなど外資系ホテルが建っています。

ノボテル アクラ シティセンター ホテル

ノボテル アクラ シティセンター

アクラ市内観光

まずは旅行者が立ち寄りそうなスポットを地図で示します。
Kitagawaは中心部に泊まったので徒歩でダウンタウンを散策できました。半日もあれば街の様子を掴めそうです。

通りには露店が溢れ、頭に物を載せた人が行き交い、足元を見ればゴミが散乱。
典型的なブラックアフリカの姿ですが、アクラは人と物の量が多い!だから活気を感じますね。アフリカの都市ってお昼間から無目的にたむろっている人がいて町全体が荒んだ空気をまとっているものですが、ガーナは違います。皆さん足早に目的地に向かって歩いており、強く前に進む勢いを感じました。

マコラマーケット

アクラ市内はもちろん、郊外への幹線道路も完全に舗装されていて立体交差までありました。電柱が見当たらないので電力は地中送電のようです。沿線にはシートベルト着用や窓からのポイ捨て禁止を促す看板が建ち並び、マナーの向上を呼び掛ける段階に入っているようです。

ガーナ旅行記 アクラ観光

そして立派なスタンドまで整備されたホッケー場にはビックリ!
学生さんたちが練習に勤しんでおり、西アフリカで初めて子供たちの近代的なレクリエーションを目にしました。旅行中、出会ったアフリカ人には民主化が進んだガーナを見るのは非常に良いことだと何度も言われましたが、まさにその通りだったと実感します。

ホッケー場 アフリカ

ガーナは1957年、ブラックアフリカで最も早く独立を果たしています。
その後も平和的に民政移管されるなど政治的に安定しており、民主主義が定着した数少ない国。GDPはこの10年で急増しており、2007年にはオフショア油田も発見されるなど、世界で今後最も高い成長率が見込まれています。

マコラ・マーケット Makola Market

そんな発展著しいガーナの首都アクラ、ダウンタウンにある マコラマーケット Makola Market は活気に満ちて一見の価値あり。どこからどこまでが市場なのかよく分かりませんが、とにかく人と物で溢れかえっていました。

マコラマーケット

Makola Market

売られているのは食品や衣料品がメイン。
高いところまで洗濯物のように吊るして並べられた色とりどりの服が華やかですね。頭の上にうず高く荷物を載せて歩くさまは見事としか言いようがありません、なかなか正面切って写真を撮りづらいところです。

アクラ 市内観光

Makola Market

ちなみにチョコレートはまったく見かけませんでした…
原料となるカカオ豆の生産量は隣国コートジボワールに次いで世界2位。一応チョコも生産されているようですが、現地で好んで食べるものではないみたい。なるほど、あれはロッテによるガーナ推しだったんですね(笑

ガーナ国立博物館 National Museum of Ghana

規模は小さくパネル展示が中心のミュージアム。
場所はアクラシティホテルと同じ バーンズ通り Barnes Rd. にあるので歩いて行けます。

ガーナ中央郵便局 Ghana General Post Office

散策中に見つけた郵便局の外観が美しい。
いつもなら切手を買ったり記念にポストカードを送るのですが、あいにく週末でお休みでした。

ガーナ中央郵便局 Ghana General Post Office

クワメ・エンクルマ記念公園 Kwame Nkrumah Memorial Park

バーンズ通りの南端にある広場はアクラの見どころの一つ。
モニュメントの前に銅像として立つ クワメ・エンクルマ Kwame Nkrumah はアフリカ独立運動を指導し、ガーナの初代大統領となった人物です。

アクラ・モール Accra Mall

近代的なショッピングセンターも登場。
場所は空港の北です。

Accra Mall

市内交通トロトロ

アクラには地下鉄やバスといった公共交通機関はなく、トロトロ TRO-TRO という乗合いのワンボックスカーが市民の足になっていました。最初は戸惑いますが、慣れてしまえばいつも多くの人が乗っているのでボラれることもなく安心です。

ガーナ トロトロ

一応決まったルートを走っているようですが…路線図や行き先表示なんてありません。
困り果てていると親切なガーナ人が乗り場まで連れて行ってくれて、乗り方を教えてくれました!アフリカでは僕らの想像以上に、ときに仕事を放りだしてまで親切にしてくれる人が多くて本当に助けられます。旅行中の身にはその優しさが素直に嬉しいですね。

TRO-TRO Ghana

アクラ中心部からカネシマーケットまで乗って 0.8セディ(26円)でした。
人の集まりそうなところではスピードを落として行き先を大声で叫んでいるので、慣れると聞き取れるようになります。もしバスターミナル方面に行くなら Kojo Thompson Rd. が拾いやすいと思います、地図にも場所を示しておきました。

Accra Market, Kaneshie Bus Station

ガーナ観光

せっかくガーナまで来たらアクラ以外も見たいところですが、国土が日本の3分の2の広さがあるのに観光地らしい場所は極めて少ない。その分計画は立てやすいのですが…以下に主な見どころを挙げます。

ケープ・コースト Cape Coast

植民地時代の総統府が置かれていた町で、アクラの西150kmにある港町。
一帯にはかつて奴隷貿易の拠点として使われた城塞が残っていて歴史的にもガーナの重要な史跡になっています。

ケープコースト城 Cape Coast Castle

ケープコースト観光

特に ケープコースト城 は負の遺産としてユネスコにも登録されており必見。詳しくは ケープコーストの町並みとエルミナの古い城塞 をご覧ください。

クマシ Kumasi

ガーナ第二の都市で、かつてのアシャンティ王国の古都。
ここは巨大な ケジェティア・マーケット Kejetia Market が見どころで、屋台の数は1万以上!西アフリカで最大の規模なのだとか。陸路でブルキナファソに抜ける場合のルート上にあたり、アクラから北に250km、バスで4~7時間です。

クマシ近郊にはユネスコ世界遺産 アシャンティの伝統的建築物群 Asante Traditional Buildings があります。ここは見学する対象が10か所に散っていて、行きにくいのか日本語の旅行記がほとんどヒットしませんが次回車で訪れてみる予定です。
www.ghanamuseums.org/asante-tradional-buildings.php

モレ国立公園 Mole National Park

モレ国立公園 Mole National Park はガーナ最大の自然保護区。
知る人のみぞ知る徒歩でサファリができる場所であり、英語ガイドブックではアフリカの名所として筆頭に上がるほど評価が高い。アクラから700kmも距離があって周辺に大きな町が存在しないので自力でのアクセスが難しいロケーションですが、いつか必ずサファリに行きたい場所の一つです。

空港がある最寄りの都市は タマレ Tamale で、ここから国立公園まで Metro Mass 社のバスが所要4時間で結んでいます。今回の旅行でガーナ国内の治安や路面状況が分かったので次回の旅程に入れたいと思います。一緒に車を飛ばして行ってみよう、という方がいればぜひご連絡を!

国内交通

アクラから各地への長距離バスは STC と VIP の2社。
それぞれ独自のターミナルを持っており Ring Rd. West 沿いにあります。どちらも行ってみましたが公式サイトと時刻が違ったり(そのサイトすらダウンしていたり)して一発では乗車できず。丸一日乗るなら大型バスが安心ですが、近距離なら後述するミニバスの方が動きやすいと思います。

バス STC ガーナ

バス VIP ガーナ

Kaneshie Bus Station

アクラに4つあるミニバスターミナルの一つ。
主に西に行く車がカネシにある アクラ・マーケット Accra Market の前から出ていました。(現地ではカネシで通じます、市内から8km)

Accra Market

ケープコーストとエルミナへの旅行 に出掛ける時に使いました。見るからに混沌としていますが次に出る車は大通りに並んでいるので着いてしまえばスグ乗車できます。

Kaneshie Bus Station

Tudu Bus Station

東方面へのミニバスはアクラ中心部、マコラ・マーケット Makola Market に隣接するターミナルから出ています。

Tudu Bus Station

トーゴとの国境、アフラオ Aflao に行くなら STC のミニバスが次々と出ていて便利。ただし週末はお休み!道中の様子は トーゴ・ロメとガーナ・アクラ間の国境情報 のページをご覧ください。所要4時間、運賃は18セディ(582円)でした。

ガーナ 国境 バス

トーゴ・ビザは国境で取得可能ですが、もし行って帰って来るならガーナビザがマルチになっていないと再入国できず戻れなくなります。

まとめ

ブラックアフリカの中でいち早く独立を果たしたガーナ。今まさに経済成長の入り口にあり、アクラではそのエネルギッシュな空気を感じることができました。周辺国の死んだような首都に比べて明らかに活気に溢れていました。

最大の見どころであるケープコーストは奴隷貿易の名残りという負の遺産ですが、保存状態が良くユネスコ世界遺産でもあり必見。非常に暑い国なので余裕をもって旅行をしたいところです。
隣国トーゴとの行き来もしやすいので少し詳しくまとめてみました。言及したアクラ市内の場所はすべて地図上にもプロットしてあるので参考にしてください。

情報が少ないながらも英語が通じますしアフリカにしては交通網も時間通りに動いています。政治的に安定しているせいか、現地の人も親切なことが多いように感じました。現地でビザが取りにくいのでスルーしてしまう旅行者も多いようですが、ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)で指導的立場にあるガーナの発展ぶりは見ておく価値が大きいと思います。

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