フライト計画: バルカン半島 縦断の旅

2016年, '16 フランス, '16 スイス, '16 マルタ, '16 ギリシャ, '16 トルコ Add comments

バルカン半島

Kitagawa@Bangkokです。来春の旅行の航空券を今日、予約・発券しました!
アイデアがいっぱい出て来てしまい、久しぶりに特典航空券を使うことに。ルートは上図の通り、バルカン半島を中心に17か国(うち未訪問国10か国)を41日で周る予定です。フライトの検討はネタの宝庫なので、ちょっとまとめてみました。

次の目的地は「ヨーロッパの火薬庫」と「アドリア海の真珠」

2016年前半の旅のテーマはずばり、バルカン半島 です。

かつて紛争地帯だったバルカン半島もすっかり平和になり、今が旅の旬ではないかと僕は見ています。まずはイタリアを再訪し、それからバルカン半島を陸路南下。まだ行ったことのない国々を順番に訪れます。

毎年恒例のバカンスは、アドリア海の真珠 とも呼ばれるクロアチアのドゥブロヴニクを予定しています。

今回はキャリアもルートも二転三転

予約の電話を取ったのは昨日のお昼のこと。

タイ航空の直行便がサクッと取れると思っていたのに、なんとローマ線は運航中止、残るミラノ線も日程がソンクラーン(旧正月)に近いため既にクローズ(全クラス、キャンセル待ちも入らない)という状態。とりあえず空席のあるパリ線に予約を入れましたが、ついでに調べてもらったら仏伊間はスターアライアンスの直行便は無いそうです。

エールフランス航空(スカイチーム)は今年6回も乗っているので選択肢にあらず。
※一度乗ってみたいと思っていた アリタリアイタリア航空(スカイチーム)は意外にも天下のバンコクに直行便を飛ばしておらず、エティハドやエールフランスとの共同運航便。使えねー、面白くねー。

フランスからイタリアへの面白そうな(ひねくれた)便を探してみよう

タイ航空のパリ線は今のところ総二階建てのA380らしいので欧州にはこれで飛ぶことにして、どこかに寄り道してからイタリアへ行きたいものです。昨日の夕方の時点では ルフトハンザ航空でドイツに寄って、旬のシュパーゲル(白アスパラガス)でも楽しもう と気軽に思っていたのですが…

そう言えば リヒテンシュタイン公国(スイスとオーストリアの間にある小さな国)が未訪問であることを思い出し、チューリッヒ経由が浮上。以前、日程がどうしても1日足らずにリヒテンシュタインを見過ごして帰国という悔しい思いをしたのでした。

そしていきなり出てきた マルタ共和国、地中海に浮かぶ島国です。

チューリッヒからフライトがあることを見つけて、こいつも未訪問なので欲張ってくっつけることに。マルタはイタリアの先とはいえ単独で訪れるには厄介な場所なので、空路でインできれば快適かな?と。さらに…

リヒテンシュタインに行くために航空券を2組も買うのはもったいないというセコイ話(笑
パリからマルタに向かう経由地のチューリッヒで、24時間を超えないようにフライトを組み合わせ、それでも上手いことリヒテンシュタインまで遊びに行く。往年の恨みを晴らすまたとないチャンスですが、こんな都合の良いフライトが果たして取れるでしょうか?

調べた結果、実現できそうなフライトスケジュールは上記ツイートの1パターンのみでした。おいおい、週1本かよ!
参考までに、パリ発チューリッヒ行き、およびチューリッヒ発マルタ行きで、かつ マルタ航空(エアーマルタ)とのコードシェアでないスイス運航便のみを以下にまとめます。
(スイス航空の正式名称は スイス・インターナショナル・エアラインズ ですが面倒なので旧称のスイス航空とします)

航空会社 便名 出発地 到着地 機材 注記
SWISS LX647 CDG 07:00 ZRH 08:15 A319  
LX633 CDG 09:50 ZRH 11:10 A320  
LX639 CDG 15:05 ZRH 16:20 RJ100  
LX645 CDG 20:45 ZRH 21:55 A321  
SWISS LX2596 ZRH 12:00 MLA 14:50 A320 月曜のみ
LX2596 ZRH 17:40 MLA 19:55 A320 金曜のみ

チューリッヒからリヒテンシュタインに遊びに行ってから乗るなら正午発はあり得ないので、金曜の17:40発であるLX2596便のみ。ここから逆算して24時間以内にチューリッヒに着き、かつ観光する余裕があるフライトは木曜の最終便、パリ20:45発LX645便のみ。(もう1つ前の便だと滞在が24時間を超えてストップオーバーになるのでチケット代が大きく変わります。トランジットで€200~、ストップオーバーで€380~)

念のため、チューリッヒからリヒテンシュタインに半日で往復できるかどうか、以前泊った シェラトン・チューリッヒ・ノイエスシュロス・ホテル に電話して訊いてみたところ、リヒテンシュタインまでは車で2時間 とのこと。木曜の夜チューリッヒに泊まって翌日朝一で出発すれば昼過ぎまでにリヒテンシュタインから帰って来れそうです。電車・バスでも行けますが、時間が限られているのでレンタカーの方が良いかも知れません。

トルコ航空はいかがですか?というネタを投下していただき

と考えていたところ、深夜にトルコ航空は?というアイデアをツイッターのリプで送っていただき、別の方からもマルタに直行便があるよと教えていただきました。
さっそく調べてみたらトルコ航空(正式名称は ターキッシュ・エアラインズ ですが面倒なので旧称のトルコ航空とします)はイスタンブールからマルタに直行便を飛ばしているんですね!しかも毎日、まったく知りませんでした。

対案として、バンコクからトルコ航空のイスタンブール経由でマルタに行き、オープンジョー(往路の到着地と復路の出発地が異なる航空券)として帰りはギリシアのアテネ発、さらにイスタンブールでストップオーバーを組めば以下の行きたい国をすべて詰め込める!

ここでいう「例のビーチ」とは、トルコの ボドルム Bodrum
女子旅pressこちら の記事で知った町です。(女子旅って!という突っ込みはご容赦を、汗

決めかねるので、半分ずつイイとこ取り!

西欧で唯一未訪問となっているリヒテンシュタイン(とマルタ)も行っておきたいし、せっかく教えていただいたターキッシュエアラインズも捨てきれない。いや現実的には、トルコ経由の方が圧倒的に時間も費用もお得なんですが…

旅程を一晩寝かせてから見直してみたところ…これってぜんぶスタアラの話なんですよね。半分ずつ組む方法あるじゃん!

という訳でタイ航空に再び電話、当初の予約をいったん落として、同じくタイ航空で スターアライアンス特典航空券 として予約を入れ直してみました。そんなに都合よく空席なんてあるのかしら?と少し心配でしたが、スイス航空もトルコ航空もあっさり予約が通りました。

スターアライアンス特典航空券
 確定ルートは BKK-oCDG-xZRH-MLA,ATH-oIST-BKK です!

バンコクからフランス・パリまでタイ航空(当初の予約通り)、パリで滞在(ストップオーバー)。
またパリかよ!って感じですが、このセグは一応 総二階建てのエアバスA380 でスケジュールされているので、期待をこめて。(タイ航空は機材変更の常習犯なので信頼なりませんが)

パリ滞在後、スイス・チューリッヒまでスイス航空、そしてチューリッヒからマルタまでもスイス航空。既にパリで1回ストップオーバーしているため、どっちにしてもここはトランジット(24時間以内の乗継ぎ)にしなければなりませんが、前述のスケジュールにてこれをクリア。かなりタイトですが リヒテンシュタインに弾丸旅行 を仕掛けます。

スイスは好感の持てるキャリアです。3年前に欧州線をスイス航空ビジネスクラスとして記事にしました。

スイス航空

チューリッヒから悠々とマルタに空路でイン、地中海の島を満喫!

と軽く書いていますが、乗れないと旅がパーになる恐れのあるフライトがここ。今まで何度も飛行機に乗り遅れており、今年もアフリカのベナン共和国で帰国便のエーフラに乗り遅れて大変な目に遭いました。このフライトは絶対逃さないようにしなくては…

その後は船でイタリアに渡って北上、バルカン半島を南下して未訪問国を潰して回ります。
マルタ~イタリア~バルカン半島に4週間 を割いているのでノンビリ回れるハズですが、時間切れの場合は US$95 を払って後続のフライトを変更します。お後はトルコ航空なので幾らでも取れるでしょう、これで日程の自由度も確保

旅先についてはまだ何も調べていませんが、いつも大して調べちゃあいませんのでこれで決定。
必ず立ち寄るであろう都市と大雑把なルートを地図にまとめます。

陸路でギリシアまで抜けたらエーゲ海へ。
以前サントリーニ島には滞在しているので、今度は ミコノス島 あたりに行ってみようかな。2016年は エーゲ海でのクルーズ旅行 をバカンスに据えるのも良さそうです。さらにギリシアでは友人の結婚式に参列できるかも…これは先方の日取り次第ですが。

バンコクに戻るトルコ航空も イスタンブールで8日間のストップオーバー を入れてあります。

まずは カッパドキアで気球に乗って朝焼けを見たい!というリクエストを片付けます。
2009年にもカッパドキアを訪れていますが、先日フォロワーさんがめっちゃ綺麗な気球の写真をアップされていたので再訪は大歓迎。また僕自身は先述の通り ボドルムというヒップなビーチでクラブ遊び が気になっており、方角がまったく逆ですがこれもぜひ行ってみたい。トルコはバス網が発達していますが、最近は車での旅行にはまっているのでトルコもレンタカー旅行かな、なんて妄想をわずか半日の間にしている訳で。

ターキッシュ・エアラインズ、なかなか使い勝手の良い路線網を持っているんですね…教えていただき、ありがとうございました!

アテネ発イスタンブール行き、およびイスタンブール発バンコク行きのスケジュールをまとめます。(これは出発後に日程変更するための個人的メモ。航空券は1年有効なので、アテネやイスタンなら現地で別切りして他の旅行につなげるのもアリかも知れません。)

航空会社 便名 出発地 到着地 機材 注記
Turkish Airlines TK1842 ATH 07:00 IST 08:20 737-800  
TK1846 ATH 10:05 IST 11:30 777-300ER  
TK1850 ATH 15:20 IST 16:45 A321  
TK1844 ATH 21:45 IST 23:15 777-300ER  
Turkish Airlines TK68 IST 00:40 BKK 14:15 A330-300  
TK64 IST 20:05 BKK +09:25 A330-300  

訪問国リスト

2016年、前半の渡航先は以下の通りです。
コソボやモンテネグロは余裕次第で。

・フランス(11か月ぶり)
・スイス(4年ぶり)
・リヒテンシュタイン
・マルタ
・イタリア(4年ぶり)
・サンマリノ
・スロベニア
・クロアチア
・ボスニアヘルツェゴビナ
・セルビア
・コソボ
・モンテネグロ
・アルバニア
・マケドニア
・ギリシア(6年ぶり)
・トルコ(7年ぶり)

必要マイル数と諸経費

タイ航空のスターアライアンス特典航空券。2名で 288,000マイル でした。
(単純にバンコク-ミラノを往復するのと同じマイル数です)
諸経費は今日のレートで、1人当たり 83,770円 でした。

参考: なぜANAではなくタイ航空で発券なのか?

ANAならスタアラ欧州往復を 1人当たり94,000マイル(ビジネスクラスの場合)で取れますが、144,000マイルも要するTGを選んだのは理由があります。ANAは 2015年4月12日よりストップオーバーの規定が 途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回 と変更されているため上記ような旅程は組むことができないのです。(以前は4回までストップオーバーできたので、てんこ盛りのトンデモ旅程が組めました。つまりチューリッヒで滞在すら組み込めたってことですね。)

一方のタイ航空は 2015年10月27日現在も 出発国以外での途中降機は、往路、復路1回づつ無料で承ります となっているのです。ANAのスタアラ特典の詳しいルールは こちら、TGのは こちら をご覧ください。(新しいウインドウで開きます)

注意事項(マニア向け、笑)

最後に…同じタイ航空を利用して、まったく同じルート・フライトを選んでも、予約・発券できないことがあります。そのポイントは書きませんが、特典航空券のルールは他社便やトランジットが絡むとかなり複雑なので、研究して上手く活用してみてください。

ついでに余計なお節介ですが、トランジットの地で入国しちゃう場合の注意。

航空券にトランジットで利用する空港の出国税などは切り込まれていないため、入国した場合は諸費用の支払いが生じます。通しで搭乗券が出ていれば不問の場合もありますが、Kitagawaの経験上は荷物を預け直す際にたいてい引っかかるので(この手のエラーに慣れていないグランドのスタッフもいます)下調べや航空券のルールに熟知していないと面倒かも知れません。

航空券 税金

※航空券に切り込まれている諸費用はチケットのTAXの欄に出てきます。コードの意味は旅行会社にしか公開されていないので分かりにくいのですが、ZRHのものはCHやUUが該当します。
※ZRHの場合、Passenger ChargeとSecurity Chargeは国際線トランジットと国際線デパーチャーで異なるので、航空券に切り込みの分は捨てて出発のTAXを払い直すことになると思われます。
※こういうのを一つずつ調べるのは面白いけど大変ですね。ZRHなら こちら から Airport Charges Catalogue をダウンロードし、資料内 2.7.2. Passenger Related Charges の項に掲載されています。計算すると36.4スイスフラン(約4,500円)と出てきます。別項で「VATを含まない」とあるので、課税後の金額は支払済みの4,530円より高くなる予想です。一応、差額の支払いに負けてもらえないか交渉しますが…

“フライト計画: バルカン半島 縦断の旅”へのコメントが 4件あります

  1. 東人 Says:

    仕事柄というか時節柄、シリア難民の西欧への移動ルート、「バルカン・ルート」に見えてしまいました。
    便乗の中東の困った人たちも多いみたいですね。

    ところで、写真盗用のおっさんには困ったものです。その写真がお気に入りなら、正々堂々とリンク張ればよいでしょう。

  2. kitagawa Says:

    確かに逆向きなら難民の方たちのルートでしたね。
    いまだ少し状況は流動的なので、コソボ周辺は入国する順序に注意が要るようです。

  3. christie Says:

    はじめまして、こんにちは。
    今日初めて貴殿のブログを拝見し、とても素敵な内容で楽しませていただきました。
    1年間で300日以上の海外生活、羨ましいです。
    私も2013年から旅行中心の生活ですが180日がやっとという感じです。
    さて、モンテネグロは余裕次第と書かれてありましたが、
    (ご存知であれば失礼します)
    スヴェティ・ステファンにある島丸ごとホテル良かったですよ。
    オーナーは時代とともに何度も変わっていますが島のロケーションは数百年前のまま、現在はアマンが所有しており素晴らしい滞在ができます。(アマンスヴェティステファン)ソフィアローレンなど映画スターや各国の著名人を俗社会から隔離し、その開放感と安らぎの滞在を与えてきた島です。2年前にセルビアからバル鉄道でバール、そこから北上してザグレブまで旅をしましたが、ブドヴァについてあまりに披露していたため電話をし予約、ここでの2泊は特別な滞在になりました。

  4. kitagawa Says:

    christieさん、初めまして!Kitagawa@香港国際空港です。
    お話から想像するに夢のようなロケーションですね!しかもアマンのマネージメントとのこと、泊まってみたいリゾートがまた一つ増えました。とっておきの情報をお知らせいただき、ありがとうございます☆
    バルカン半島は国数が多いのに未だ計画はまったくの白紙、ぜひモンテネグロにも立ち寄れるように調整してみたいと思います。

    年の半分もご旅行される生活とは優雅ですね、僕は情報の収集やアウトプットがとても追い付かず少しペースをセーブしようかと思い悩んでいるところです。
    今後とも、どうぞよろしくお願いします。

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