2015
03.07

アセラエクスプレス Acela Express に乗って、ニューヨークからワシントンDCへ!

アセラエクスプレス Acela Express

ニューヨークからワシントンDCまで、Acela Express アセラ・エクスプレス に乗車しました!アセラエクスプレスはアメリカの鉄道網 AMTRAK アムトラック きっての高速鉄道、鉄道ファンなら一度は乗りたい特急電車です。アメリカの旅行で今まで利用する機会が無かった鉄道の旅を楽しむことができました。

Acela Express

アムトラックは飛行機に対抗するために新型車両を導入し、アセラエクスプレスのサービスを2000年に開始。現在、ボストンニューヨークフィラデルフィアワシントンDC の間を専用列車が走っています。運賃は飛行機より少し割高ですが、ビジネス客からの人気が高いそうです。以前からぜひ乗ってみたいと思っていた路線なので、ニューヨークからワシントンDCへの移動に利用してみました。

アムトラック AMTRAK 予約

切符はアムトラックのWebサイトで簡単に予約できます。手順をまとめましたので アムトラック乗車券のインターネット予約方法 のページを参考にしてください。
乗車の約10日前の購入で、1名あたり $158 でした。(約19,000円)

ペンシルベニア駅 ニューヨーク

ニューヨークはペンシルベニア・ステーション、通称 Penn Station ペン・ステーション から乗車します。今回利用するまで、てっきりグランドセントラルステーションに発着しているものと勘違いしていました。ちなみにペンステーションはメトロやアムトラックだけでなくロングアイランド鉄道やニュージャージートランジットも乗り入れています。

ペンシルベニア駅 ペン・ステーション

巨大な駅を歩き回ってAMTRAKのコンコースに到着。
通りがかりのベーカリーで軽食も買いました。ニューヨークと言えばベーグル、クリームチーズを塗っただけのシンプルなものが僕の好みです☆

ベーグル

少し時間があったので待合いスペースにもお邪魔しました。
どうやらイスはここにしかないようで、切符を提示すれば中に入れます。

アムトラック駅 ニューヨーク

出発時刻が近付くと電光掲示板にプラットホームの番号が表示されるハズですが…これが全然出ない!
ホームの番号が分からないと動きようがなく、とうとう出発時刻になってしまって焦りました(汗

時刻表

とりあえず大勢が並んでいるところで一緒に待っていたら、列車が来ると同時にアナウンスが入って列が進み始めました。もしかしてテロ対策の一環なのでしょうか?本当はホームで少し写真を撮りたかったのですが、列車はすぐにも発車するので人の流れに沿ってさっさと乗車した方が良さそうです。

Penn Station New York

こちらがNew YorkからWashington D.C.までの路線図。新幹線で言えば東京から名古屋あたりまでの距離に相当するかと。午前11時ちょうどの発車で、所要2時間48分です。

路線図

仮にニューヨークでラガーディア空港、ワシントンDCでロナルドレーガン空港を使ったとしても、移動にかかる全体の時間は飛行機といい勝負だと思います。特に近年は空港のセキュリティチェックが強化されているので、手軽に乗れる鉄道の人気が高まっているのだとか。何よりAcela Expressは1時間に1本あるのが強いですね!

Acela Express アセラ・エクスプレス 車内の様子

こちらはアセラエクスプレスの Business Class ビジネスクラス の様子です。エコノミーは無く、ビジネスとファーストの2クラス制になっています。アメリカの乗り物らしからぬ小奇麗で清潔感のある車内。乗客もパリッとした服装のビジネスマンが多くて安心感があります。

アセラ・エクスプレス

自由席らしいので適当に空いているシートに着席。半分にも満たない乗車率です。
車輌の端にある荷物を置くスペースは既に満杯のため、スーツケースは適当に空いている席に転がしておきました。そう言えば予約の際に荷物について細かな条件が記載されていましたが、特にチェックはされないようです。

アセラ・エクスプレス

シートはもちろんリクライニングできて、使い方は分かりませんがひじ掛けにヘッドフォンのジャックやコントローラーも見られました。足元にはフットレストと電源もあって、日本の新幹線と遜色ありません。

Acela Express

乗ってしまえばあとは終点まで3時間近くの自由時間。車内を動き回れるのが鉄道旅行の良いところですね!
途中、車掌さんが検札に来ますが気さくに話しかけてくれてイイ感じ。以下の写真は車内からTwitterにもアップした一枚です。

アセラエクスプレス Acela Express

こちらは対面式のシート。途中のフィラデルフィアで空いたので移って来ました。
あっちの写真を撮ったりこっちに座ってみたり、物珍しげにウロウロ動き回っているのは僕らぐらいのものでした(笑

アセラエクスプレス Acela Express

インターネット接続サービス

Wi-Fiによるインターネット接続は無料です。さすがビジネス路線ですね!
ブラウザを立ち上げれば、このように電車の現在地がリアルタイムで表示されます。

アムトラック Wi-Fi インターネット

車窓の景色

天気が良く、車窓からは爽やかな雪景色を見られました。

アメリカ鉄道旅行

アメリカ鉄道旅行

アセラエクスプレスはアムトラックきっての高速列車、営業運転での最高速度は150 mph(時速240km)に達します。ところが走るのは在来線と同じ線路なのでこれが結構揺れるんですよ!小説を読んだりパソコンで細かい作業をするのは辛いかも知れません。

Cafe Acela

車内を探検してみたところ、飲み物やスナックを販売するカフェテリアを見つけました。
ファーストクラスに乗車すれば食事も運賃に含まれています。

食堂車

Cafe Acela

アセラエクスプレス

各テーブルにもメニューが置かれていました。

メニュー

車輌の様子

車輌はボンバルディアとアルストムの連合で製造されたそうです。
アメリカ向けにアレンジされており、機能重視の控えめなデザインに感じられます。

Acela Express

アセラエクスプレス

操作パネルが開けっ放し…この辺りの大雑把さもアメリカン。

アセラエクスプレス

トイレ

お手洗いも広く清潔に保たれていましたよ。

お手洗い

トイレ

ユニオン駅 ワシントンDC

ワシントンD.C.の Union Station ユニオンステーション に定刻通り到着しました。
ニューヨークからワシントンD.C.まで乗って来たAcela Expressの外観です。

アセラ・エクスプレス

技術的にはTGVがベースになっていますが、フォルムはX2000に似てませんか?
こちらはお隣のホームにいた折返しのボストン行き。

アセラ・エクスプレス

格好イイ車体ですね~☆
無骨なステンレス車体に痺れます。もともと鉄道旅行が好きなので、今回の移動は大満足でした。

Acela Express

駅の構内は小さめですが、天井が高くて明るい!
薄暗いニューヨークの駅とは大違い、思わず足取りも軽くなります。

ワシントンDC アムトラック駅

ユニオンステーション

ワシントンD.C.に来るのは初めてなので、しばらく滞在して市内観光をする予定です。

なお、ユニオンステーションは地下鉄ワシントンメトロと連絡していますが、どうにもこいつが使いにくい。お友達から乗車券をもらったので一回だけ乗ってみましたが、とにかく駅のロケーションが観光には不便です。ワシントンD.C.ではタクシーやバスで移動すれば効率的でしょう。まずは宿泊先、ウェスティン・ワシントンD.C.シティーセンター・ホテル に向かいます。

プロフィール
Kitagawa

Kitagawa
南国のアイランドリゾートから地球の果ての辺境まで、4か国語の会話力を駆使して2008年から2024年までに100か国以上を旅しました!飛行機の搭乗歴は1000回を超え、2012年にはFAA(アメリカ連邦航空局)のパイロットライセンスも取得。バンコク在住。
当ブログでは今まで訪れた旅先から、写真を17205枚と心に残った体験を1101件公開しています。(2024.03.29)

2015年, '15 アメリカ合衆国

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